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2011年  一覧 
(1) 2011年2月6日〜7日 鎌倉三十三観音霊場めぐり
(2) 2011年4月24日  七峰縦走
(3) 2011年4月29日  蛭ヶ岳
(4) 2011年5月25日  金時山 明神ヶ岳 明星ヶ岳
(5) 2011年7月26日  悪沢岳 赤石岳
(6) 2011年8月17日〜18日  北アルプス 三俣山荘
(7) 2011年9月8日   空木岳
(8) 2011年9月10日  薬師岳
(9) 2011年9月26日  奥穂高岳 前穂高岳 涸沢岳(9月25日)
(10)2011年10月3日  笠ヶ岳
(11)2011年11月19日  アプトの道とめがね橋


2011年 山行報告 (【 】内時間はコースタイム)

(2)2011年4月24日       七峰縦走 

 小川町スタート6:20 
 寄居ゴール17:07        10時間47分

 
 「外秩父七峰縦走大会」は、東武鉄道が主催する参加費無料の大会で、毎年約8000人が参加する。 私は2006年から参加し、最初は途中棄権となったが、2007年からは一応完歩している。
 JR八高線小川町駅に5時55分に着いたが、既に長い列ができていた。(多分1000人以上) 6時10分頃に列が動きだし受付が開始されたことが分かる。 6時20分に受付を済ませ、スタート。
 渋滞は、一列になる山道に入る所で少し、官ノ倉山のクサリ場の登りで少々、萩平から笠山の山道数箇所。 それほど長時間待つと言うことは無し。 萩平から笠山へは3箇所の迂回路があるが、二番目は迂回路のほうが早い(山道はチョットの渋滞)。 途中、腰を下ろして休憩したのは、笠山峠(オニギリ1個:6分)、大霧山(大福1個:8分)、秩父高原牧場(ソフト\300:6分)だけで、ほとんど休憩無し。
 なお、例年は、足のマメ、左膝痛、痙攣などで苦しんだが、今年は、大霧山の登りで太腿の裏側が張ったので、チョット立ち止っただけであった。だたし、ギリギリの所で、もう少し無理したら、膝痛や痙攣が出たであろう。
七峰縦走の記録のまとめはこちらへ



(3)2011年4月29日  蛭ヶ岳(1672.7m)        (登6:22、下5:00)【登6:30、下4:50】

 自宅2:50−4:45大倉駐車場(バス停)5:17−6:08見晴茶屋−6:28一本松−6:46駒止茶屋−7:07堀山の家−8:00花立山荘−8:38塔ノ岳8:49−9:55丹沢山9:57−10:41不動の峰−11:06鬼ヶ岩−11:39蛭ヶ岳12:00−12:24鬼ヶ岩−12:51不動の峰−13:33丹沢山13:43−14:43塔ノ岳14:47−15:12花立山荘−15:44堀山の家−16:01駒止茶屋−16:14一本松−16:26見晴茶屋−17:00大倉駐車場(\800)
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大倉駐車場−(登3:21)【登3:30】−塔ノ岳 (登1:06)【登1:10】−丹沢山−(登1:42)【登1:50】−蛭ヶ岳
蛭ヶ岳−(登1:33)【登1:30】−丹沢山−(登1:04)【登1:00】−塔ノ岳 (登2:13)【登2:20】−大倉駐車場
【】はコースタイム

 蛭ヶ岳への日帰り登山は、塩水橋からはCT9時間30分、大倉登山口からはCT11時間20分であり、私にとっては大倉からの日帰りはかなり厳しい。しかし、大倉尾根と塔ノ岳は丹沢のシンボルであり、塩水橋から行った場合には、もう一度別に大倉尾根/塔ノ岳に来なくてはいけない。 自宅からは何となく行きずらい場所であるので、この際だから大倉尾根から登ることにした。 日帰りが無理なら山荘を利用することにする。
 大倉駐車場に車を停め、前のバス停にあるトイレに入り、出発する。 登山口から少し入ると通称バカ尾根と呼ばれる登りになる。 朝早い為、登山者は数人である。 尾根の途中で富士山が見えていたが、だんだん雲が出て見えなくなった。 登り一辺倒で非常に辛い、途中、数箇所に山小屋があるが、先が長いので休まずに登る。(標高差1200m)コースタイムとほぼ同じで塔ノ岳(1491m)山頂に着く。山頂には数人いただけ。 山頂から蛭ヶ岳が見え、意外と近くに感じるのだが、コースタイムではまだ3時間ある。 半分しか来ていない。 とりあえず丹沢山(1576.1m)に向う。約1時間で丹沢山の山頂。ここもコースタイムとほぼ同じ。更に蛭ヶ岳へ向う。この間、4〜5回のアップダウンの繰り返しであった。特に鬼ヶ岩からは岩場の下りを慎重に下った。 ここもほぼコースタイムで蛭ヶ岳山頂に着く。 順調である。山頂には10人くらいが休んでいた。 丹沢のいろいろの山は見えているが、富士山の方向は雲である。 下山も塔ノ岳まではアップダウンの繰り返しを行き、塔ノ岳山頂では40〜50人で賑わっていた。 多くは塔ノ岳を目指して来た方である。 塔ノ岳からは一気の下りが続く、膝痛を発生させないようにストックを使って慎重に下りる。 このバカ尾根の下りでは、午後3時を過ぎていたが、多くの人がまだ登ってきている数十人居たと思うが、山荘に泊まるのであろう。 
 今年、最初の登山になるので、体力的に大丈夫か少し心配したが、何とか登ることができた。 先週の七峰縦走で足慣らしができていたのであろう。
蛭ヶ岳は”ヒル”の被害が恐ろしく、今まで敬遠してきたが、4月中ならばまだ出てこないと言われているので、行ってきた。

 今年1座目で86座になった。残りは14座である。厳しい山々であるので、ゆっくり計画することにする。  


(4)2011年5月25日  金時山(1213m)、明神ヶ岳(1169m)、明星ヶ岳(924m)  

 自宅4:50−7:00公時神社駐車場(公衆トイレ前)7:15−7:30林道を横断−8:09分岐−8:31金時山8:46−9:06分岐−9:22矢倉沢分岐−11:16明神ヶ岳11:32−分岐−12:43分岐−12:45明星ヶ岳12:47−12:50分岐−13:26宮城野登山口−13:40宮城野バス停−15:12公時神社駐車場
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公時神社駐車場−(1:16)【1:15】−金時山−(2:30)【2:20】−明神ヶ岳−(1:13)【?】−明星ヶ岳−(0:53)【?】−宮城野バス停                                  【】はコースタイム

 予定した時間で公時神社駐車場に着く。 箱根へ行くには、大月・御殿場経由/厚木・御殿場経由/厚木・小田原経由があるが、現在は大月・河口湖間と東富士道路とが無料化社会実験中であり、距離は長いが時間は短いので大月経由とした。 目的地近くで公時神社バス停は見つかったが、神社の入口が分からず、(ゴルフ練習場の入口は目に付いたが)、通り過ぎてしまった。 ゴルフ練習場の脇が入口であった。 (ゴルフ練習場の方へ入ると覚えていれば間違えない) ここを入ると駐車料金車¥500/バス¥1500との標識有。 確か無料駐車場だったはずだが。 先の橋を越え、左側にも同じような標識があり、有料駐車場である。 右側には公衆トイレがあり、5台位が既に駐車していた。 全てが有料駐車場なら、下山時の事(金時山/明神ヶ岳/明星ヶ岳を登山し駐車場に戻る)を考え道路に近い手前の駐車場に止めるようにと戻る。 登山の準備をしていたら、「公衆トイレの横は無料だよ」とオヤジサンが教えてくれた。 登山準備を止め、公衆トイレのエリアに移動。 
 登山準備をし、7時15分にトイレ脇の階段からスタート。金時手鞠石を過ぎ、林道を横切る。(車も通っていた) 更に、金時宿り石を過ぎ、金時山と明神が岳の分岐に出る。 ここからはチョットした登りが続く。 山頂では富士山が迎えてくれた。 先月の蛭ヶ岳では、山頂では富士山を拝めなかったが、今日は見事な富士山である。 少し食べて、明神が岳に進む。
金時山から明神ヶ岳へは、何度かアップダウン(それほどでもないが)を繰り返し、2時間30分かかって明神が岳山頂へ。途中、空腹でバテたが、もう直ぐ山頂だろうと思って我慢したのが、まずかった。 山頂では富士山を見ながら昼食。
次の明星ヶ岳を目指し、出発する。明神ヶ岳山頂から少し下ったところで、政が足を滑らせ、少しは踏ん張ったが、結局は尻餅をつき、ズボンは泥だらけ。 笹を刈った道であり、小学生の2〜3クラスのグループとすれ違う。 1時間チョットで明星ヶ岳の標識に着く。 ただ標識があるだけで、山頂と言える場所ではない。 展望も良くない。 おそらく、ここにはもう来ないでしょう。
 宮城野バス停には13時40分に着いた。 公時神社バス停までは、約14の停留所であり、停留所間を300mとすれば4〜5kmで、1時間くらいで歩ける距離。 旅館には、まだ早いので歩くことにした。歩き出して少ししてから停留所間300mは間違いであることに気付く。 民家・施設など何も無いところには当然停留所は作らない。(帰って調べたら5.8kmで、それ程大きな間違いではない) 1時間30分かかったが、今回の山行でこの車道の歩きと明神ヶ岳山頂直前でもしゃりバテが最も辛かった箇所である。


 強羅で一泊し、翌26日(木)は、箱根駅伝の往路ゴール地点、十国峠、熱海、伊東へドライブ。伊東の「魚河岸」で海鮮丼(¥1050)を食べる。
事前にインタネットで調べていた量の多さで評判の店であり、全くその通りであった。 食べ尽くすのに一苦労。 この丼の影響であろうが、帰って体重を量ったら1kg増えていた。 最初は伊東の「五味屋」のおまかせ丼を食べようと思っていたが、¥2100であり、ネットで探していたら魚河岸の方が安価なので、こちらに決めた。 酢飯も良かったです。 しじみのみそ汁がもう少し量があればもっと良い。
 帰路は、熱海、十国峠を経て箱根に戻り、山のホテルのつつじを見学(庭園見学料金/800円、24日(火)より500円)しようとしたが、駐車場がいっぱいで通過、その先のホテル花月園の「つつじ庭園」(無料)を見学。 前日駐車した公時神社前を通過したが、観光バスが4台駐車していた。金時山への団体とすると40人*4台=160人とのすれ違いは大変である。同じ日でなくて良かった。

(5)2011年7月26日  悪沢岳(3141m 標高6番目) 、赤石岳(3120m 標高7番目)      

2011年7月24日
 自宅12:15−16:00清水IC−18:15畑薙第1ダム夏期臨時駐車場(車中泊)
2011年7月25日
 畑薙第1ダム夏期臨時駐車場6:58−7:12畑薙第1ダム8:00−(バス)−9:02椹島ロッジ9:05−9:14林道−9:21登山口(滝見橋手前)−9:31吊橋−11:03林道−(小石下−)11:29千枚小屋まで4時間半の標識−11:47林道−(12:21昼食12:29)−12:46清水平12:50−(13:42休憩13:45)−13:49蕨段−14:03見晴台−(14:28休憩14:32)−15:33駒鳥池−16:25千枚小屋(小屋泊)
2011年7月26日
 千枚小屋5:14−5:57二軒小屋への分岐−6:24千枚岳6:31−7:35丸山−8:20悪沢岳8:31−9:47中岳避難小屋−9:54中岳−11:10荒川小屋11:42−12:26大聖寺平12:51−14:17小赤石岳−14:32椹島分岐点−15:00赤石岳15:03−15:06赤石岳避難小屋(小屋泊)
2011年7月27日
 赤石岳避難小屋5:30−5:35赤石岳−5:49椹島分岐点−7:17富士見平−7:46赤石小屋8:02−9:25椹島ロッジまで90分の標識−9:44樺段−11:00登山口−11:10椹島ロッジ13:00−(バス)−14:00畑薙第1ダム−畑薙第1ダム夏期臨時駐車場−白樺荘−清水IC−自宅
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椹島ロッジ−(登7:20)【登0:15+1:50小石下+2:00蕨段+3:10=合計7:15】−千枚小屋
         −(登3:06)【登0:45+1:50=2:35】−悪沢岳
         −(登2:39)【登1:40+1:00=2:40】−荒川小屋
         −(登3:18)【登0:40+1:20+0:40+0.20=3:00】−赤石岳
         −(登2:11)【登0.15+2:00+0:30=2:45】−赤石小屋
         −(登3:08)【登1:50+1:45=3:35】−椹島ロッジ
【】はコースタイム 全て”登”と表記しているが、今回は登り/下りの区別をしていない。

 7月24日から車中1泊、山小屋2泊で悪沢岳、赤石岳に登って来た。数日前の台風6号の影響でアクセス道(畑薙第1ダム夏期臨時駐車場と椹島ロッジまでの送迎バス)に問題が出ているとの情報が有り、ネットで調べてみるとあまり芳しくない(ウエルカムとは言えないとの)報告が載っている。7月24日の出発は見送る方向に傾いていたが、午前10時頃に東海フォレストに電話してみると畑薙第1ダム夏期臨時駐車場までは自家用車で入れる。畑薙第1ダム夏期臨時駐車場から畑薙第1ダムの方向へ300m入った箇所で道路が崩れ、通行止めになっており、送迎バスは畑薙第1ダム上で乗車することになる。(夏期臨時駐車場から徒歩15分くらい) 発車時刻は定刻どおり。(この内容はYAMAKEIonlineに記載されていた内容と同じ) との事で”可能”と判断し、24日の昼過ぎに自宅を出た。道路状況の不安もあるので明るい内に駐車場に入っておきたい。 清水ICで東名を下り、静清バイパス、県道27号、県道189号、県道60号を走り、午後6時過ぎに畑薙第1ダム夏期臨時駐車場に着いた。 途中、県道27号と189号の分岐で道路の関係者と思われる人が標識を整理していたので畑薙第1ダム夏期臨時駐車場までの道を尋ねると189号は通れて県道27号より時間も短いと教えていただいた。(この方は今189号を下りてきたとの事であったので一安心。) 所々に斜面から石ころが落ちてきている場所があったが、問題なく通行できた。 非常に大きい駐車場(200台以上駐車可能)に、20台くらい駐車していたが、人は1台のみ。(夜間、早朝に数台が来た模様)

 25日午前7時前に数人が畑薙第1ダムに向って歩き出したので、当方も出発する。畑薙第1ダムの上には既に送迎マイクロバスが停車していたが、出発は8時。乗車は聖方面2名、千枚小屋方面6名、二軒小屋方面2名であった。畑薙第1ダムから椹島ロッジまでの道路は、道路脇の斜面が崩れて道路を埋めてしまったと思われる箇所が有ったが、送迎バスが通れるように整備してくれたのでしょう。(感謝) 
 送迎バスは、林道から椹島ロッジの入口で下車させてくれる場合があるとのどなたかの山行報告にあったが、今回の運転手さんは椹島ロッジまで行ってしまった。
 椹島ロッジから千枚小屋までは標高差1500mの登りでコースタイムは7時間15分である。 9時出発なら17時頃に千枚小屋に到着できると見込む。 椹島ロッジを9時5分に出発し、先ほどの林道の入口まで上がり、林道を少し歩き、千枚小屋方面の登山口(滝見橋の手前)から登山道に入る。 20m程の吊橋(高さはあまり無い)を両手でシッカリとワイアを持ちながら渡り、登って行くが、2回ほど林道を横切る。何でこんな所まで林道が通っているの? 椹島ロッジから3時間位のところにある清水平で食事をしよう考えて登ったが、なかなか着かない。12時を過ぎたので仕方なく適当な場所で昼食とする。政はあまり体調が良くなく、パンを1個しか食べられない。祐も体調が良くないようだ。食事をして歩き出すと数分で清水平に到着した。 ここの水は非常に美味しかった。ペットボトルの水も全て入れ替えた。 食事をし、美味しい水を飲み、普通は生き返るのだが、今日は非常に辛い、少し歩いては立ち止まって呼吸を整え又は座って休憩の繰り返しである。政は標高の高い山では、何度かこのようなヘトヘト状態になった事があるが、今回は千枚小屋からの日の出と富士山祐の方がヒドイ状態になったようだ。 やっとの事で千枚小屋に着く。午後4時25分で、かかった時間はコースタイム+5分、随分休んだ割にはコースタイムを少ししかオーバーしていない。少々易しめのコースタイム設定なのであろう。 林の中の登山道なので何とか登れた、岩場の尾根道だったら、進めなかったかも知れない。 千枚小屋は二年前に火事で消失し、(仮に建築した?)月光荘の2階で寝た。2階は寝袋が四つ準備された区画が4区画、つまり16人は楽に寝れるスペースで、混雑すれば倍の32人、1、2階合わせて64人、更に混雑すれば100人くらいは寝れる。今日は、1階に10数人と2階に5人と余裕である。 到着時間が午後4時25分になってしまったので食事の時間は2回目の5時30分からにしていただく。祐は気分が悪く、ほとんど食べられず、政が少し手伝うが、政の口にも合わず残してしまった。申し訳け無い。

 26日、朝4時頃に部屋の明かりがつき、皆さん準備を始める。朝食は4時30分からであり、少し前に食堂へ移動。 千枚小屋から赤石小屋までのコースタイムは10:45で、早朝出発が必須だが、時間に依っては赤石岳避難小屋泊にすることも考慮し、弁当にせず、小屋食にした。 (山小屋の人もそのような感じで進めてくれた。おそらく弁当の人は一人もいなかったようだ。)
 5時15分(計画より1時間以上遅い)に千枚小屋を出発、赤石小屋まではコースタイムでも悪沢岳山頂 後ろはこれから行く赤石岳 16時となり、無理と判断し、早々に今日の行き先を赤石岳避難小屋に変更する。 千枚岳、丸山を経由して、約3時間で悪沢岳に。千枚岳では、東に富士山、北に塩見岳、間ノ岳、南に赤石岳、聖岳が見えていたが、悪沢岳山頂では、ガスが出て赤石岳しか見えず。悪沢岳から中岳へは一旦200m位下って登り返さなければならず、かなりキツイ。中岳を通過して前岳への分岐点があるはずが分からず、下って行くとお花畑に入る。入ると表現したのはシカ避けのネットで囲まれた部分を何箇所かの出入り口を開け/閉めしながら下って行く。このお花畑に入った途端、雷鳥の親子(子は3or4羽)を発見。珍しく雷鳥の子が飛ぶのを目撃できた。 荒川小屋には約500m下る。つまり赤石岳までには、また500m登り返さなければならない。
 荒川小屋に着くと祐の状態が良くない。11時15分であるが、ここから赤石岳までのコースタイム赤石岳は3時間であり、最悪この荒川小屋泊まりも考えたが、約30分休憩し、祐が少し状態が良くなったので、赤石岳に向けて出発する。 単独行のシニア2名、30才前後の男二人連れと家族3人が、私達と前後しながらここまで歩いてきた。(シニア2名は前岳への分岐が見つからず、時間をロスしたとの事) 荒川小屋前のベンチで9人が休憩した。 全員、今夜は赤石岳避難小屋にするらしい。
 荒川小屋からは最初ややキツイ登りであるが、その後は斜面を横切るように進んで行く。大聖寺平では、赤石岳を下山してきた逆コースの方々が休憩していて、我々も少し休む。 ここから小赤石岳に登り、更に赤石岳に登る。小赤石岳山頂直下で再び雷鳥の親子(こちらも子は3or4羽)を目撃。ここまで来て祐は少し状態が回復したようである。赤石岳山頂
 午後3時に赤石岳山頂に着いたが、ガスで何も見えず、山頂直下の赤石岳避難小屋に。 宿泊手続きをし、夕食としてちょっと早いがカレーライス(¥1000)を注文、更にCCレモン(¥400)とりんご(¥400)を購入。すると間もなくウエルカムお茶のサービスがあり、更にウエルカムすいか(2切れ)のサービスが出てきた。非常に美味しかった!(感激) ご馳走様。昔、合戦小屋で買ったすいかも美味しかったけど、こちらは何度確認してもサービスと言う。今年のすいかは高いのに採算合うのですか? 避難小屋の宿泊者は千枚小屋からの9人とその他1人の合計10人でやはり余裕であった。この避難小屋では水の提供は無いが、ストーブで沸かしたお湯はサービスで頂ける。

 27日朝は、スティックコーヒーとパンを購入した。外は雨は降っていないがガスで真っ白、何も見えない。 今日は、椹島ロッジまで2000mを一気に下る。(一箇所だけ登りがあるらしい) 椹島分岐点からの急坂で良く事故があると小屋のご主人に言われ、慎重に下山することにする。 途中、赤石小屋の外で休憩しているとお茶をサービスしていただいた。 昨夜の宿泊は4人しか無かったらしい。 丁度雨が止み、小屋の前に下山してきた赤石岳が綺麗に見える。 その後、雨は降ったり/止んだりだが、衣服はビッショリ、椹島ロッジで着替えた。 午後1時発の送迎バスで畑薙第1ダムへ。 白樺荘で入浴し、帰宅した。
 当初の計画では、赤石岳からの下山後、富士山の富士宮登山口へ行き、翌日、富士登山を計画していたのだが、千枚小屋到着時の状態や荒川小屋での疲労状態から下山後の富士登山は無理と判断した。(帰宅翌日は、ふくらはぎや太腿の筋肉痛がひどく、富士登山を中止して良かった)

写真の説明:
  一番上は、千枚小屋の朝食後、食堂前からの日の出と富士山。
  二番目は悪沢岳山頂から後方にこれから行く赤石岳。
  三番目は赤石岳山頂直下から。
  四番目は赤石岳山頂。

(まとめ)
 今回の椹島ロッジから悪沢岳、赤石岳を登り、椹島ロッジに戻るコースは逆のコースより一般的と言われているが、それでも初日の千枚小屋までの7時間強の登り、二日目の3000メートル以上の丸山、悪沢岳、中岳、小赤石岳、赤石岳の登山と約500mの登り返しは非常に厳しい。 ただし、危険と思われる箇所は全く無い。 なお、二日目に赤石小屋まで行くには、私のレベルでは4時頃に千枚小屋を出発しないと難しい気がする。
 また、通常ならば、送迎バス、山小屋は大混雑するのだが、台風6号の影響で敬遠されたこともあり、非常にラッキーであった。



(6)2011年8月17日〜18日   北アルプス 三俣山荘
 昨年、三俣山荘テント場をベースキャンプとして登山した鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳が素晴らしかったので、今年、河村さん夫婦を誘って同様に三俣山荘テント場をベースに3泊4日の計画を立てた。(最終日に体調が良ければ、四日目に笠ヶ岳を追加する。)
 事前の天気予報では、三日目頃から悪くなる予報ではあったが、初日から雨が降り、三俣テント泊でも午前3時頃まで雨が降り続き、三俣山荘の方に聞いても、今日から三日間は雨との事であった。従って、折角、三俣山荘まで入ったのだが、残念ながら二日目に下山した。

[計画]
 新穂高温泉登山口駐車場で車中泊。
 一日目は、小池新道から入り三俣山荘テント場泊。
 二日目は、鷲羽岳、水晶岳に登り、雲の平を散策し、三俣テント場に戻る。
 三日目は、黒部五郎岳に登り、三俣テント場に戻る。
 四日目は、三俣蓮華岳、双六岳に登り、更に笠ヶ岳に登り、笠ヶ岳山荘泊。
 五日目は、笠新道を下山。 

[実際]

2011年8月16日
 午後自宅出発し、新穂高温泉登山口駐車場で車中泊
2011年8月17日
 新穂高登山口4:50−5:59笠新道分岐−6:12わさび平−6:35小池新道入口−7:33秩父沢−7:58チボ岩−8:29イタドリヶ原8:34−9:23シシウドヶ原−10:23鏡池−10:25鏡平山荘10:52−11:34弓折中断−12:11弓折乗越12:18−12:36花見平12:39−13:39双六山荘13:44−14:14双六/まき道分岐−16:19三俣蓮華分岐−16:51三俣山荘テント場
2011年8月18日
 三俣山荘テント場8:52−9:43三俣蓮華分岐−10:14三俣蓮華岳山頂10:19−11:01双六/中道分岐−11:47まき道分岐−12:01双六山荘12:21−13:24花見平−13:36弓折乗越−13:57弓折中断−14:15鏡平山荘14:20−14:57シシウドヶ原−15:18イタドリヶ原−15:44チボ岩−15:58秩父沢−16:42小池新道入口−17:05わさび平−笠新道分岐−18:15新穂高登山口
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コースタイム(【】内)との比較:
 新穂高登山口(8:49)[9:02]【7:35】双六テント場 
 双六テント場(3:07)[2:37]【2:20】 三俣山荘

 三俣テント場(1:22)[1:08]【0:50】 三俣蓮華岳(1:42)【1:40】  双六小屋(1:54)[1:59]【1:50】 鏡平山荘(2:45)[2:25]【2:40】 わさび平小屋(1:10)[1:09]【1:15】 新穂高登山口 
( )は今年のタイム [ ]は昨年のタイム 【】はコースタイム


  初日の宿泊は双六テント場か?三俣テント場にするか?は、双六小屋到着時刻(13時30分以前)と疲労状況に依り判断するが、翌日の事を考えるとできるだけ三俣テント場まで入りたい。
 直前の天気予報では、三日目頃に前線が南下してくるので、天気が悪くなる予想であるが、とりあえず、出発する。計画よりもやや遅く登山口で登山届けを提出し4時50分に出発した。去年より30分以上遅い。 去年はシシウドヶ原で疲労(息切れ)の為、大休止したので、その時間分を使ってしまったことになる。 イタドリヶ原を過ぎたあたりで雨が降り出しカッパ上下を着る。 とりあえず、去年のような状態にならないようにシシウドヶ原まではゆっくり登る。 鏡平山荘に着き、ホットコーヒーを注文し、山荘内で食事。 鏡平山荘の出発時刻は去年より約1時間遅い。 弓折中断の手前で雨が上がる。 双六小屋着は13時39分(去年は13時16分)で、少々限度時間をオーバーしているが、ここからは河村さん夫婦には先に行ってもらい、テント場の確保や山荘への手続きをお願いした。 我々は16時51分やっとの事で三俣テント場に着いた。 今日の歩行時間は12時間1分で、無謀な行動を反省。 双六から三俣へのまき道の移動時間がコースタイムでは2:20であるが、今日は3:07もかかった。 (昨年は双六テント場で1泊し、翌朝三俣テント場への移動で2:37であった。) 河村さん夫婦は約1時間前に着き、三俣山荘にテント泊と山荘の夕食(17時50分から)の手続きをしていただいていた。 テントの設営を手伝ってもらい(非常に疲れていたので、ほとんど河村さんに設営していただいた)、山荘へ。 山荘の夕食はハンバーグ、ポテトサラダ、キャベツの線切り、焼き茄子の小鉢。ここでは、テント泊者へも食事を出してくれるので助かる。また、連泊時には別の料理を出してもらえる。 みそ汁がもう少し熱いと嬉しいのだが。。。 食事中に雨が降り出した。 本降りで食事が終わっ三俣蓮華岳山頂にててもテント場に戻れない。山荘の中で待ったが、止むような感じがしないので、仕方なくテント場に戻るが、ビッショリ。 体は疲れているが、あまり眠れず、雨はズット降り続けている。 かなりの雨だが、テントの中に水は入らず、助かった。 翌朝3時過ぎに雨が止み、隣の方がテントを撤収し、出発して行った。当方は、7時頃に起き、山荘の自炊場を借用して朝食、この時間、山荘の宿泊者のほとんどはもう出発していた。朝食中も雨は降ったり/止んだりで、明日以降の天気予報も雨なので、登山は断念し、下山する事に決める。 テントを撤収し、8時52分に出発する。(去年より約2時間下山開始時間が遅い) このままでは、どこにも登っていないので、三俣蓮華岳に登り(右の写真)、双六小屋までは中道を下山する。(河村さん夫婦は双六岳に登る) 鏡平山荘まではそれほどの雨に降られなかったが、 鏡平山荘からは、また雨が降り出し、小池新道では降ったり/止んだり、左俣林道まで下りると雨は本降りとなり、ビッショリになった。 18時5分に新穂高温泉登山口に下山した。
 宿泊場所を探したが、見つからないので、平湯温泉の「ひらゆの森」で入浴&食事をし、松本のファミレスで休憩したのち、高速へ。諏訪湖SAで仮眠し、翌朝帰宅。

(まとめ)
 テント泊装備をして、一日で三俣山荘テント場まで入るのは、私には厳しい。今回は少々無理(無茶)をしてしまった。 また、双六から三俣へは巻道ルートで2:20、中道ルートで2:50のコースタイムであるが、中道ルートは、アップ/ダウンは巻道ルートに比べ少ないが、30分の差があるので、それなりに掛るのであろう。


(7)2011年9月8日  空木岳 (2864m)     

2011年9月8日
 林道駐車場5:22−5:29登山口−5:39三本木地蔵−5:53林道終点駐車場5:55−6:18篭ケ沢(コモリガサワ)の岩窟入口−6:26鷹打場−7:00分岐(池山と空木岳登山道)−7:10池山−7:24池山小屋−7:27池山小屋入口−8:02尻無8:09−8:20マセナギ−9:33迷い尾根−11:12合流点(空木平避難小屋分岐)−駒石−12:45駒峰ヒュッテ13:49−14:01空木岳山頂14:25−14:32駒峰ヒュッテ
2011年9月9日
 ヒュッテ6:30−7:10合流点(空木平避難小屋合流)−9:00休憩9:05−9:18尻無−9:43池山小屋水場9:46−10:16鷹打場−10:22篭ケ沢の岩窟入口−10:40林道終点駐車場−10:49三本木地蔵−10:54登山口−11:02林道駐車場
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 駐車場−(1:04)【?】−鷹打場−(1:01)【0:40】−池山小屋入口−(3:45)【4:00】−合流点−(1:33+0:12)【1:05】−山頂−(0:07+0:40)【0:40】−合流点−(2:33)【2:40】−池山小屋水場−(0:30)【0:25】−鷹打場−(0:45)【?】−駐車場     (注)駒峰ヒュッテの休憩時間は除く
   ()内は実績タイム、【】はコースタイム


 空木岳林道及び駐車場の状況が分からないので、9月7日昼過ぎに家を出発する。駒ヶ根ICで高速を下り、菅ノ台駐車場方面へ走り、駒ヶ池辺りで左折し、駒ヶ根高原スキー場を右に見て、少し走ると古城公園・磐田の森方面の標識で右折し、道成りに10分位進む。 暫く走ると右側に登山口がある。 左側には車を止められそうなスペースがあるが駐車禁止の看板。(翌日の下山時に2台が駐車していた) 少し走ると東屋・トイレがある駐車場で、この先は鎖で通行止めになっている。 午後3時30分頃であったが、10数台が駐車していて、空きスペースは2〜3台。 時間的には下山者がまだかなり居ると考える。 状況が分かったので、買物と夕食の為、駒ヶ根の町に戻る。 午後6時頃に駐車場に戻ると丁度下山して来た人もいて残った車は5台くらい。 車中泊は当方の他に1台で夜間に他に2台が登って来た。
 9月8日、明るくなった朝5時22分に駐車場から登山口の方に歩き出す(林道を戻る)。 登山口までの林道歩きは7分で、この間、2台の車が登って来た。 登山道に入り、約30分で林道終点駐車場(東屋有り、トイレ(鍵が開いているかは未確認)、標高1365m 空木岳まで6.2時間 鷹打ち場まで40分の標識)に一旦出る。 ここからは、登山道に入ると言ってもしばらくは遊歩道である。  
鷹打場には遊歩道と池山(急駿)の分岐標識があり、急駿の方が時間的に早いものと思い、池山方面へ向う。30分位すると空木登山道と池山山頂の分岐があるが、空木登山道の方は笹が茂っていて進めそうにないので、仕方なく池山山頂方向へ。 この道間違いにより、多分20分ほどのロス。 尻無で遊歩道と合流し、通常の登山道となる。 この先、大地獄/小地獄や、昨年の雨で崩落した登山道は修復され、それほど問題なく登る。 途中、駒峰(コマホ)ヒュッテを管理していた人が下山していく時、是非泊まってくださいとの話有り。 空木平避難小屋への分岐点からは林を抜け、見渡しが良く、少し登ると山頂が見えてくる。 通常、山頂が見えると元気が出てくるものなのだが、今回は、この頃から、苦しくなり、ほとんど足が進まず、駒石近くの岩陰で大休止、これにより、日帰りは不可能となり駒峰ヒュッテに宿泊することに決める。 駒峰ヒュッテに12時45分に着き、管理人不在であったが、宿泊手続きをし、しばし休憩。午後2時少し前に体調が落ち着いたので山頂へ。 駒峰ヒュッテは素泊まり(寝具付き)で¥4500、食事は持っていたカップ麺などで済ませる。  今夜のヒュッテの宿泊は約25人。 政と祐の二人ともに頭痛が酷く眠れず、持って来ていた薬を飲むと少し痛みも落ち着き、少し眠れるが熟睡とまではいかない。 夜中に雨が降り出す。 
 9月9日朝になっても雨は止まず。 昨夜、ここの天気予報は午前6時頃に雨と言っていた方がいたが、当たっていた。 昨日山頂まで行けたので、今日は下山するだけ。 小降りになった6時30分にカッパ上下を着て下山開始。11時に駐車場に下山。 下山時間は合計4時間30分であった。 こまくさの湯で入浴、及び館内の食事処で食事。 その後、翌日の薬師岳登山の為、松本経由(午後2時45分) 折立駐車場へ(午後6時着)
 実は、政は前の日の登山で疲れ、更に下山時には雨に濡れ、もう明日以降は無理で帰ったほうが良いのかと思っていたが、祐が行くと言うので、仕方なく折立に行った。

(まとめ)
 空木岳登山口駐車場は車中泊にはあまり適さない。
   少々傾斜があるので駐車位置に要注意、トイレが汚い
 林道入口付近にもトイレが有る駐車場があるので、こちらで車中泊し、登山開始時に、こちらの駐車場に移動する方法もあるが、駐車台数(15台位)に制限が有るので微妙。

 今回の登山は、日帰りの予定であったが、ミスで池山登山道に入ってしまった為、少々時間をロスしてしまい、疲労もあり日帰りできなかった。 登山時間は駒峰ヒュッテでの休憩を除くと6時間35分、下山時間は4時間30分で合計11時間5分。 5時22分出発であったので16時27分+αで18時が日没とすれば、αとしては休憩や食事の時間で約1時間30分費やす事ができたはず。 計算上は以上のようになるのだが、私のレベルでは日帰りはかなり厳しい山と感じた。 なお、下山の尻無から林道終点駐車場までは遊歩道になっているので、日没後でも何とか歩けそうである。また、林道終点駐車場から、今の駐車場まで林道を下山してきた方がいたので、もしかしたら歩けるのかも知れない。 駒峰ヒュッテの前のベンチで、駐車場は19時頃になると言って下山していった人がいた。

 

(8)2011年9月10日  薬師岳 (2926m)      

2011年9月10日
 折立登山口6:00−7:34三角点−7:55標高1904m標識−8:16標高2011m標識−8:39標高2133m標識8:44−9:18標高2220m標識−9:44太郎平小屋10:12−10:31テント場−11:49標識−11:57薬師岳山荘12:15−12:57愛知大遭難碑−13:16薬師岳山頂13:38−13:49愛知大遭難碑下−14:15薬師岳山荘
2011年9月11日
 山荘5:54−6:47テント場−7:08太郎平小屋7:20−7:59五光岩ベンチ2189m標識−8:08標高2133m標識−8:20標高2011m標識−8:34標高1904m標識−8:51三角点(1870.6m)8:56−9:56折立登山口
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 折立−(3:44)【5:00】−太郎平小屋−(1:45)【2:10】−薬師岳山荘−(1:01)【1:00】−薬師岳山頂−(0:37)【0:40】−薬師岳山荘−(1:14)【1:40】−太郎平小屋−(2:36)【3:10】−折立
    ()は実績タイム、【】はコースタイム


 9月9日午後6時に折立駐車場に入った。奥飛騨温泉郷から折立までは、山吹峠を越え、飛越トンネルを越え、有峰林道東谷線で約2時間、全て舗装道路である。多分青梅からでも松本、奥飛騨温泉郷経由の方が、立山経由の有峰林道小見線使用時よりは早い。 駐車場は空いていて、登山口に近い場所に止めた。この駐車場は登山口駐車場の中では、最も整備された駐車場と言えるであろう。横には広い無料キャンプ場もある。
 9月10日午前6時登山口を出発する。 車中泊組の中では遅い出発となってしまった。 登山届けを出す登山ポストを探したが見つからず、提出せず。 出発してしばらく林の中を進むが、三角点までくると樹林帯を抜け、木道や石を敷き詰めた登山道を周りの山々を眺めながら進むことになる。 ここから太郎平小屋までは尾根を2回越えるが、あまり苦にならない程度の下り/登りであり、目的の薬師岳を眺めながらの登山であり、爽快である。 このコースタイムは5時間となっているが、4時間掛らずに太郎平小屋に着いた。明らかに甘いコースタイム設定である。 この小屋に登山ポストがあり、ここに提出するらしい。 折立からの登山者、薬師岳からの下山者、雲ノ平からの方、黒部五郎岳からの方、など多くの方が休憩しており、我々もここで食事休憩とする。 太郎平小屋を出発し、程なくすると右側の山々の脇に槍の穂先が見え、槍がだんだん出てくる。テント場までは20分(3張有り、石ころと傾斜が気になった)、ここからは暫く沢沿いを登り、薬師平からは前に見える山頂の建物を見ながら登る。 (後で分かったが、これは薬師岳ではなく愛知大遭難碑で、薬師岳山頂は見えない) 暫くすると薬師岳山荘まで15分の標識があり、実際には10分足らずで山荘に着く。 宿泊手続きをし軽い荷物で山頂を目指す。ほぼコースタイムで山頂へ。 ガスが出てきてしまい、残念ながら立山・剱岳は見えず。 この日、山荘には約100名が宿泊。
 9月11日、多くの方が山頂での御来光を見に4時頃から出て行ったが、我々は5時30分から朝食(残ったのは30人くらい)。 5時前に山荘を出発し、下山を開始した。途中のキャンプ場には約20張のテントがあった。太郎平小屋、三角点で休憩し、午前10時前に折立登山口に下山した。
農産物直売所、上宝道の駅に寄り、ひらゆの森で入浴/食事/休憩をし、深夜に帰宅。(いつもの事だが、中央高速小仏トンネルで30km渋滞(通過に3時間)の為、諏訪湖SAで時間を調整)


(まとめ)
 折立の駐車場は、綺麗に整備されている。 トイレも綺麗である。キャンプ場も隣にあり、照明もある。 登山口の無料駐車場としては最も良い部類である。
 当初は9月9日に登山、10日に下山の計画であったが、空木岳が日帰りできなかったので一日ずれた。9日は午後2時頃まで雨だったそうで、一日ずれて10日の登山になったので天候に恵まれた。
また、当初の計画では、薬師岳から下山後、新穂高温泉に移動して笠ヶ岳登山を計画していたが、一日ずれた為、笠ヶ岳はまたまた見送りとなった。
以下は、去年、黒部五郎岳からのパノラマ(一番左が薬師岳)


 以下は、今回、太郎平小屋前広場から 左が薬師岳 右奥が黒部五郎岳



(9)2011年9月26日  奥穂高岳(3190m 3番目)
                前穂高岳(3090m 11番目)
                涸沢岳(3103m  8番目)  

2011年9月24日午後7時自宅出発し、諏訪湖SAで車中泊
2011年9月25日
 諏訪湖SA2:55−4:10沢渡駐車場4:45−5:05上高地バスターミナル5:14−5:57明神池−6:40徳沢6:43−7:37横尾7:55−9:00本谷橋9:14−11:03涸沢ヒュッテ11:30−11:47涸沢小屋−14:29穂高岳山荘14:52−15:18涸沢岳山頂15:20−15:40穂高岳山荘
2011年9月26日
 山荘6:10−6:58標識−7:00奥穂高岳山頂7:11−7:25南稜の頭−8:18最低コル−8:43紀美子平8:47−9:30前穂高岳山頂−9:55紀美子平9:59−10:15雷鳥広場−10:45岳沢パノラマ−11:15カモシカ立場−12:00岳沢ヒュッテ12:36−15:37風穴−14:05登山口入口−14:30上高地バスターミナル−14:55沢渡駐車場

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上高地バスターミナル−(2:23)【3:10】−横尾−(3:08)【3:00】−涸沢ヒュッテ−(2:59)【2:30】−穂高岳山荘−(0:50)【0:50】−奥穂高岳−(1:32)【1:20】−紀美子平−(2:01)【2:00】−岳沢ヒュッテ−(1:54)【2:00】−上高地バスターミナル 
(注)紀美子平からの前穂往復(1:08)【0:50】                       【】はコースタイム

 9月末には東北の飯豊山(山中2泊)、会津駒ヶ岳(日帰り)で5泊程度の旅行を計画していたが、週間天気予報では30日が雨になっており、計画では飯豊山の避難小屋泊が雨になってしまう。今夏の三俣テント場が雨になり早々に撤退したこともあり、雨の予報なので止めることにした。
 その代わりに天気予報を見ると今が良さそうであり、9月24日(土)の朝、祐と相談し、24日夜に出発し、26日夜に帰宅で、以前から温めていた奥穂高岳に行く事に決めた。日本で8番目に高い涸沢岳と11番目の前穂高岳も是非登っておきたい。 従って、登山ルートは上高地から横尾を通り、涸沢を経て穂高岳山荘に宿泊し、翌朝、奥穂高岳に登り、吊尾根を通って、前穂高岳に登り、重太郎新道を下山する。
 24日(土)午後7時前に自宅を出発、日の出ICに向ったが、滝山街道が先日の台風の影響で通行止めになっており、羽村大橋を回って入った。羽村大橋まで凄い渋滞だったので、青梅ICから高速に入れば良かったのだが、頭が回らず。 諏訪湖SAで車中泊。
 25日(日)2時55分にSAを出発し、沢渡駐車場に4時10分頃に入った。いつもの梓第1駐車場は閉まっており、隣の市営第1駐車場に入れる。4時20分頃タクシーが1台、駐車場のゲート前に止まり、運ちゃんが駐車場内を回って上高地までの客4人を集めてくれた。 定額4000円(一人1000円)。 4時55分に釜トンネルのゲートが開くので4時45分頃に駐車場を出発。同乗の男性二人は槍ヶ岳を日帰りするらしい。
 今日の予定は上高地から横尾まで3時間、横尾から涸沢ヒュッテまで3時間、涸沢から穂高岳山荘まで3時間、食事と休憩でプラス1時間。 6時出発では16時山荘着になり、今日中に涸沢岳(往復コースタイム35分)に登るのは厳しい。 是非、午後3時前に穂高岳山荘に着きたい。 前述の様にタクシーの運転手さんのお蔭で思っていたよりも早く、5時14分に上高地を出発することができた。 横尾からは山に入るので時間短縮はできない、横尾までの梓川沿いの平坦な道なら時間短縮可能と考え、やや速めに歩く。 その為、ここで40分短縮でき、午後3時前に山荘に着ける見込みができた。 なお、徳沢や横尾ではかなりの数(100張以上)のテントが張られ、多くの人がまだ居た。多分昨日奥穂や槍から下山し、今日は帰るだけなのだろう。 この道を歩いていても多くの人が下山していった。 気温は5度で非常に寒い、熱いものを食べたいが徳沢や横尾ではコーヒーしか見つからない。 徳沢で以前、蕎麦を食べた記憶があるが。 今回は荷物を軽くする為、ガス/コンロ/鍋等は持ってきていない。 仕方なく、自販機の缶コーヒーで我慢する。 横尾から1時間ほどで本谷橋に出る。この本谷橋から登山道になる。ほぼ予定の時間で涸沢ヒュッテに着く。 時間は11時を少し回った程度であり、少し余裕ができた。やっと熱いもの(ラーメン)を食べ休憩する。 
 11時30分に穂高岳山荘に向って出発する。 直ぐに「←オクホ」とペンキで書かれた方向に進んだが、考えていた方向(涸沢小屋の脇の道)では無く、途中で引き返したので少々時間を潰してしまった。 涸沢小屋の脇を通り、しばらく登ると先ほど戻った道と合流し、山腹を左上に登っていくとザイテングラートの取り付きに出る。 ここからはストックをしまい、両手を使って登って行く。 かなり登ったところで「ホタカ小ヤ 20分」のペンキが出てきたが、ここから約30分かかって午後2涸沢岳山頂にて時半に穂高岳山荘に着いた。 この間約3時間、コースタイムを30分オーバーしているが、私にとっては予定通り。 山荘の宿泊手続きをし、涸沢岳を往復(コースタイムは35分だが48分かかった 北穂から来た韓国の方と話をしたため)。ガスが出てしまっているので、何も見えず、山頂で写真をとっただけで山荘に戻る。 今日は布団一人一枚(昨日は二人で一枚だったらしい)で、場所も部屋の入口付近の下の段で問題は無し。部屋の奥に入る為に真中に通路が確保されている。上の段はこれが無い。(薬師岳山荘は布団が敷き詰められていて通路が無かった。この時は一番奥だったので、夜間トイレに行くのが大変であった。)  部屋の中は寒いので、午後5時の夕食までの時間、ストーブの有るロビーや図書室に居ようしたが、既に満席で座れない。仕方なく、部屋に戻って布団を被った。夕食はまあまあでしょう。全て美味しくいただきました。夜間、部屋の扉の開け閉めの音が気になった。
 翌朝、東の空に雲があるので日の出は見えず。朝食は5時25分くらいから始まり、美味しくいただいた。 天気も良く、吊尾根・重太郎新道に行く事に問題は無く、荷物を揃え、まず、奥穂高岳オクホから臨むジャンダルム山頂へ出発する。(天気が悪ければ、荷物を置いてオクホを往復し、涸沢に下山するつもりであった) この山荘からの数十メートルが垂直の壁で両手を使い、よじ登っていく、垂直の梯子もある。槍の穂先よりも厳しく感じた。 ここを過ぎれば、通常の登りとなり、チョット余裕ができ、背後の槍ヶ岳や北穂が見渡せる。 更にもう少し登るとジャンダルムが、山頂に数人が立っているのが見える。
残念ながら、奥穂高岳山頂に着いたそのタイミングで雲が槍を隠してしまった。 風が強く、気温も低く、非常に寒いので、次の前穂に向けて出発する。奥穂から前穂までは吊尾根を進んで行くが、風が強いのでバランスを崩さないように慎重に進んだ。危険と感じる箇所は無かった。 紀美子平には数名の方が休んでいたが、荷物を置き、ストックを持たずに前穂に登る。この登りも両手を使ってよじ登る箇所が何箇所もあった。 前穂山頂でもガ奥穂高岳山頂にてスで何も見えず、写真を撮って、直ぐに紀美子平に戻った。 吊尾根の途中で抜いてきた外人さん夫婦が心配であった。紀美子平からは下に見えている岳沢小屋(標高差約740メートル)に下るが、 ここもかなりの急な下りで慎重に下る。途中、鎖や梯子がいくつもあった。20メートルくらいの梯子もあった。 丁度12時に岳沢小屋に着くと、気になっていた外人さん夫婦が先に着いて休憩しておりひと安心。 岳沢小屋でカレーライスを注文し、元気が戻る。 後は、上高地へ下るだけである。 岳沢登山口に下りたところで後ろから追い付いてきた夫婦と話をし、タクシーに相乗りすることになった。 (新潟からのご夫婦で昨日7時に上高地に入り、北穂高岳に登り、今朝6時に北穂小屋を出発して奥穂、前穂を登って、下山して来たとの事。 コースタイムでは私達より2時間15分プラスであり、凄い健脚の方である。) 
従って、全く待たずに上高地でタクシーに乗車し、沢渡駐車場の前穂高岳山頂にて入口で下車。 梓湖畔の湯(¥700 洗場が少ない)で入浴し、中央高速も渋滞無く、午後7時に帰宅。

(まとめ)
 奥穂高岳登山は以前から計画し、吊尾根/重太郎新道を下りに使うか?/登りに使うか?検討し、我々のレベルでは、登りは無理であろうと考え、下りを選んだ。今回、実際に下ってみて、やはり、我々では登りは無理と判断する。 今回のルートでは、ザイテングラート/オクホへの登り/吊尾根/前穂/重太郎新道など危険と言われる箇所があるが、怖いと言う意味では、穂高岳山荘から直ぐの数十メートルの奥穂への登り。
 最初に記述したように奥穂高岳登山のポイントは、一日目で穂高岳山荘に入れるか否かであったが、タクシーの運転手の計らいと私自身の横尾までの頑張りで入ることができた。
 今夏、南アルプス赤石岳・悪沢岳、中央アルプス空木岳などに登って、それぞれ素晴らしかったが、奥穂高岳に登ってみて、改めて”槍・穂高”は別格の素晴らしさを感じた。
 まだ、9月の26日であり、涸沢の紅葉には早い。 帰りのタクシーに同乗した夫婦が”槍沢の紅葉”と”天狗池の槍”も良いと言っておられたが、紅葉の時期に是非一度、行ってみたいものである。
 9月28日朝のNHKニュースで涸沢ヒュッテからの穂高連峰を中継していたが、一昨日ここに居たのだと感激。(我々が25日に涸沢ヒュッテに着いた後に、NHKのグループ14人がヒュッテに着いて食事を注文していたが、この中継のスタッフだったのかも知れない)  2007年8月に槍ヶ岳に行った時も、帰宅して新聞を見ると槍ヶ岳を空から写した記事が載っていて感激したのを思い出した。
 


(10)2011年10月3日  笠ヶ岳(2898m)  

2011年10月2日午後6時自宅出発し、諏訪湖SAで車中泊
2011年10月3日
 諏訪湖SA3:30−4:30沢渡通過−5:15新穂高温泉登山口駐車場−5:52新穂高登山口−6:53笠新道入口6:57−8:35休憩8:40−8:47中間点(標高1920m)−9:36標高2200m−10:53杓子平11:19−13:02抜戸稜線−13:06稜線分岐−14:38笠ヶ岳山荘15:17−15:34笠ヶ岳山頂15:38−15:54笠ヶ岳山荘
2011年10月4日
 山荘6:17−7:35稜線分岐−7:41抜戸稜線7:44−8:30休憩8:39−8:44杓子平−9:26標高2200m−9:40標高2100m−9:53中間点(標高1920m)−10:15標高1700m−10:42標高1450m−10:55笠新道入口11:07−11:58新穂高温泉登山口

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新穂高温泉登山口(1090m)−(1:01)【1:10】−笠新道入口(1360m)−(3:56)【4:20】−杓子平(2450m)−(1:47)【1:20】−稜線分岐(2720m)−(1:32)【1:00】−笠ヶ岳山荘(2810)−(0:17)【0:10】−笠ヶ岳山頂(2898m)−(0:16)【0:10】−笠ヶ岳山荘−(1:18)【0:40】−稜線分岐−(1:09)【1:00】−杓子平−(2:11)【3:00】−笠新道入口−(0:51)【0:55】−新穂高温泉登山口
                                                  【】はコースタイム

 9月30日(金)の朝、登山はまだ行けるかなと考えていたら、”何回も中止している笠ヶ岳に行こう”と祐が言い出したので天気予報を調べると10月3と4日が良い。従って、10月2日の夜、出発と決める。先週の奥穂は、土曜の朝決めて、その日の夜出発だから、今回は、やや準備時間有り。

 新穂高登山口駐車場での車中泊を考えたが、先週と同様に諏訪湖SA車中泊にした。諏訪湖SAから登山口駐車場まで2時間足らずであり、運転もそれ程疲れない。また、諏訪湖SAはイートインコーナー24Hであり、温かいものが飲める。午前3時に起き、朝食を取り、3時30分に出発、5時15分に登山口駐車場に着いた。
(平日なので駐車場には余裕が有り、休日なら前日に入らないと一杯になってしまう恐れ有り。)
 まだ暗いので車内で音楽を聴いて、明るくなるのを待つ。20〜30分の間に5台位の車が来た。近くに止めていた方がヘッドライトを点けて出発して行ったので、我々も準備を始める。程なく明るくなり、6時前に出発した。
 約1時間で笠新道入口、水場の水を飲み、笠新道に入る。ジグザクの登りであり、言われている程、急登には感じない。 標高1920m(杓子平までの中間点)の標識には、杓子平までの登り1時間30分、笠新道入口までの下り1時間と書かれている。 この標識を見て我々は杓子平まで2時間かかる笠ヶ岳山頂 と見込んだ、実際はその見込みに近い2時間6分であった。
 なお、笠新道入口から杓子平までのコースタイムは4時間20分であるが、3時間56分で登ることができた。(チョットCTが緩いのかも知れない) 標高2100mの標識辺りからは槍穂高が一望できると書かれていたが、雲で見えず。
 杓子平で昼食としたが、非常に寒い。一応、お湯を沸かし、カップ麺を作ったが、直ぐに冷めてしまった。 杓子平で会った人がここから山荘まで3時間(コースタイムは2時間20分)と言っていたが、3時間17分かかった。ここは逆にチョットCTが厳しいかな?  途中、抜戸稜線の50mくらい下で上着を一枚脱いだ時、急にくしゃみと鼻水が止まらなくなった。慌てて再度上着を着たが、症状は治まらない。(この後、翌朝まで、この症状に苦しむことになる)大キレットからの日の出
 山荘で宿泊手続きをし、笠ヶ岳山頂へ。ガスで真っ白の中、写真だけ撮って山荘に戻る。
 今日の宿泊は25名くらい、布団が8枚(枕は16個)敷かれている部屋に5人であった。夕食後、鼻水は治まらないので、布団の中に潜るが、なかなか眠れない。 熟睡できず、睡眠不足で夜が明ける。
 山荘の前には、槍・穂高の大キレットから太陽が上がってきた。 昨日、夕食前に談話室で雑談していた鈴鹿からの4人グループは、朝食前に山頂でご来光を見ると言っていたが、寒くて止めたようだ。今朝の気温はマイナス8度と言っていた。
 朝食を済ませ6時過ぎに準備をし、下山開始する。 少し下ったテント場には3張、寒かったであろう。
 素晴らしい天気で写真を何度も撮ったので、稜線分岐まで下山途中の雷鳥はコースタイムを30分もオーバーした。 この稜線で何度も前後した単独男性は数週間前に奥穂から大キレットを越えて槍ヶ岳まで歩いたと言っていた。そのようには見えない普通のおやじさんなのだが、やる事は凄い。 黒部五郎岳、薬師岳、真っ白の剱岳と立山、目の前には槍穂高連峰がハッキリと見えている。 また、富士山も微かに見える。
 稜線から杓子平に100mくらい下った時に、足元で石のような物が2mくらい動き、落石かと思ったが、良く見ると雷鳥であった。 目の上が赤かったのでオスである。 成鳥より少し小さく見えたので、多分今年生まれたのだろう。 
 昨日昼食を食べた杓子平は非常に寒かったので、杓子平の手前の日当たりの良い場所で槍・穂高連峰休憩。
 笠新道でも目の前に槍穂高を見ながらの下りである。下には登山口近くにあるブルーシートも見える。 この笠新道の下りも厳しいとの意見が多かったが、それほど問題なく下山した。また、新穂高登山口までの林道歩きもいつもは非常に長く感じるが、今回は、笠新道入口からと短いのでそれほど苦痛には感じず。
 いつものようにひらゆの森で入浴&食事をし、中央高速で渋滞することなく帰宅。(午後6時前)

(まとめ)
 これで、92座に登った。 
 残りは、北海道の幌尻岳、東北の八甲田山、飯豊山、会津駒ヶ岳、新潟の越後駒ヶ岳、平ヶ岳、北アルプスの剱岳、立山の8山である。
 山頂は、もう氷点下であり、今年は、これ以上は無理と考える。 山に登るとしても低山になるでしょう。


(11)2011年11月19日       アプトの道とめがね橋

 碓氷峠鉄道文化むら7:20 −7:45旧丸山変電所 −7:58峠の湯 −8:03第1号隧道 −8:11第2号隧道 −8:13碓氷湖 −8:19第3号隧道 −8:20第4号隧道 −8:22第5号隧道 −8:26めがね橋8:38 −9:50鉄道文化むら 

 最近、テレビで頻りに「めがね橋」を放送していたので、行ってきた。これはサブ目的でメインは安中でりんごを受け取ることである。 午前6時前に自宅を出発し、青梅ICから圏央道に乗る。渋滞は無いが、かなり車は多い。雨にも係わらず、我々と同じような人間がかなり居るものだ。 関越・上信越道で松井田妙義ICでアウト。 7時15分頃に鉄道文化むらの駐車場に到着。 鉄道文化むらの開園は9時なので誰もいない。ただし、前夜からと思われる車が、5台位停まっている。
(入園者は駐車料金無料だが、その他の方は有料であるらしい)
 雨が降っているので傘を差して歩き出す。登山では無いのでカッパは持って来ていない。標識には、めがね橋まで90分と書かれていたが、普通の速度で歩いて1時間6分であった。 アプトの道は、一部はアスファルトで固められ、その他も雨が降っても水溜りができるようなこともなく、普通に歩けた。めがね橋で写真を撮っていると観光バスが停まり、人が下車してめがね橋まで上がろうとしていた。 アプトの道をゆっくり戻ると鉄道文化むら近くで、観光バスで来たと思われる30人くらいとすれ違った。
 峠の湯や碓氷湖にも駐車場が有り、ここからめがね橋まで歩くのも良いかも知れない。
  


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