(6)2011年8月17日〜18日 北アルプス 三俣山荘 |
昨年、三俣山荘テント場をベースキャンプとして登山した鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳が素晴らしかったので、今年、河村さん夫婦を誘って同様に三俣山荘テント場をベースに3泊4日の計画を立てた。(最終日に体調が良ければ、四日目に笠ヶ岳を追加する。)
事前の天気予報では、三日目頃から悪くなる予報ではあったが、初日から雨が降り、三俣テント泊でも午前3時頃まで雨が降り続き、三俣山荘の方に聞いても、今日から三日間は雨との事であった。従って、折角、三俣山荘まで入ったのだが、残念ながら二日目に下山した。
[計画]
新穂高温泉登山口駐車場で車中泊。
一日目は、小池新道から入り三俣山荘テント場泊。
二日目は、鷲羽岳、水晶岳に登り、雲の平を散策し、三俣テント場に戻る。
三日目は、黒部五郎岳に登り、三俣テント場に戻る。
四日目は、三俣蓮華岳、双六岳に登り、更に笠ヶ岳に登り、笠ヶ岳山荘泊。
五日目は、笠新道を下山。 |
[実際] |
2011年8月16日
午後自宅出発し、新穂高温泉登山口駐車場で車中泊
2011年8月17日
新穂高登山口4:50−5:59笠新道分岐−6:12わさび平−6:35小池新道入口−7:33秩父沢−7:58チボ岩−8:29イタドリヶ原8:34−9:23シシウドヶ原−10:23鏡池−10:25鏡平山荘10:52−11:34弓折中断−12:11弓折乗越12:18−12:36花見平12:39−13:39双六山荘13:44−14:14双六/まき道分岐−16:19三俣蓮華分岐−16:51三俣山荘テント場
2011年8月18日
三俣山荘テント場8:52−9:43三俣蓮華分岐−10:14三俣蓮華岳山頂10:19−11:01双六/中道分岐−11:47まき道分岐−12:01双六山荘12:21−13:24花見平−13:36弓折乗越−13:57弓折中断−14:15鏡平山荘14:20−14:57シシウドヶ原−15:18イタドリヶ原−15:44チボ岩−15:58秩父沢−16:42小池新道入口−17:05わさび平−笠新道分岐−18:15新穂高登山口
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コースタイム(【】内)との比較:
新穂高登山口(8:49)[9:02]【7:35】双六テント場
双六テント場(3:07)[2:37]【2:20】 三俣山荘
三俣テント場(1:22)[1:08]【0:50】 三俣蓮華岳(1:42)【1:40】 双六小屋(1:54)[1:59]【1:50】 鏡平山荘(2:45)[2:25]【2:40】 わさび平小屋(1:10)[1:09]【1:15】 新穂高登山口
( )は今年のタイム [ ]は昨年のタイム 【】はコースタイム |
初日の宿泊は双六テント場か?三俣テント場にするか?は、双六小屋到着時刻(13時30分以前)と疲労状況に依り判断するが、翌日の事を考えるとできるだけ三俣テント場まで入りたい。
直前の天気予報では、三日目頃に前線が南下してくるので、天気が悪くなる予想であるが、とりあえず、出発する。計画よりもやや遅く登山口で登山届けを提出し4時50分に出発した。去年より30分以上遅い。 去年はシシウドヶ原で疲労(息切れ)の為、大休止したので、その時間分を使ってしまったことになる。 イタドリヶ原を過ぎたあたりで雨が降り出しカッパ上下を着る。 とりあえず、去年のような状態にならないようにシシウドヶ原まではゆっくり登る。 鏡平山荘に着き、ホットコーヒーを注文し、山荘内で食事。 鏡平山荘の出発時刻は去年より約1時間遅い。 弓折中断の手前で雨が上がる。 双六小屋着は13時39分(去年は13時16分)で、少々限度時間をオーバーしているが、ここからは河村さん夫婦には先に行ってもらい、テント場の確保や山荘への手続きをお願いした。 我々は16時51分やっとの事で三俣テント場に着いた。 今日の歩行時間は12時間1分で、無謀な行動を反省。 双六から三俣へのまき道の移動時間がコースタイムでは2:20であるが、今日は3:07もかかった。 (昨年は双六テント場で1泊し、翌朝三俣テント場への移動で2:37であった。) 河村さん夫婦は約1時間前に着き、三俣山荘にテント泊と山荘の夕食(17時50分から)の手続きをしていただいていた。 テントの設営を手伝ってもらい(非常に疲れていたので、ほとんど河村さんに設営していただいた)、山荘へ。 山荘の夕食はハンバーグ、ポテトサラダ、キャベツの線切り、焼き茄子の小鉢。ここでは、テント泊者へも食事を出してくれるので助かる。また、連泊時には別の料理を出してもらえる。 みそ汁がもう少し熱いと嬉しいのだが。。。 食事中に雨が降り出した。 本降りで食事が終わってもテント場に戻れない。山荘の中で待ったが、止むような感じがしないので、仕方なくテント場に戻るが、ビッショリ。 体は疲れているが、あまり眠れず、雨はズット降り続けている。 かなりの雨だが、テントの中に水は入らず、助かった。 翌朝3時過ぎに雨が止み、隣の方がテントを撤収し、出発して行った。当方は、7時頃に起き、山荘の自炊場を借用して朝食、この時間、山荘の宿泊者のほとんどはもう出発していた。朝食中も雨は降ったり/止んだりで、明日以降の天気予報も雨なので、登山は断念し、下山する事に決める。 テントを撤収し、8時52分に出発する。(去年より約2時間下山開始時間が遅い) このままでは、どこにも登っていないので、三俣蓮華岳に登り(右の写真)、双六小屋までは中道を下山する。(河村さん夫婦は双六岳に登る) 鏡平山荘まではそれほどの雨に降られなかったが、 鏡平山荘からは、また雨が降り出し、小池新道では降ったり/止んだり、左俣林道まで下りると雨は本降りとなり、ビッショリになった。 18時5分に新穂高温泉登山口に下山した。
宿泊場所を探したが、見つからないので、平湯温泉の「ひらゆの森」で入浴&食事をし、松本のファミレスで休憩したのち、高速へ。諏訪湖SAで仮眠し、翌朝帰宅。
(まとめ)
テント泊装備をして、一日で三俣山荘テント場まで入るのは、私には厳しい。今回は少々無理(無茶)をしてしまった。 また、双六から三俣へは巻道ルートで2:20、中道ルートで2:50のコースタイムであるが、中道ルートは、アップ/ダウンは巻道ルートに比べ少ないが、30分の差があるので、それなりに掛るのであろう。
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