yamakiの山歩記ホームへ  山名:東北・北海道 登山旅行 
 
2012年7月12日〜7月27日
 北海道 :大雪山、富良野岳、上ホロカメツトク山、樽前山
 東北  :会津駒ヶ岳、平ヶ岳、八甲田山、越後駒ヶ岳

 後8座を残す百名山となっているが、今年は北海道で残している幌尻岳を目的に計画した。 (2009年夏に北海道・東北の登山旅行に行った時、釧路でヤケドしてしまい、渡渉のある幌尻岳登山は医者からダメだと強く言われた為)
 昨年も検討したが、東日本大震災の為、見送り、今年こそ幌尻岳に登ろうと計画した。
 インターネットで見ると幌尻岳の額平川コースは2011年から登山口まで車で入れずシャトルバスを必ず使用することになった。 シャトルバスを使用すると私の場合は、幌尻山荘に二泊しなければならない。 色々と調べていると渡渉の危険が少ない新冠コースが二泊で行けると記載が有る。 新冠コースから幌尻岳登山を計画することに決め、比較的安価な太平洋フェリーの”早割”を予約した。
 しかし、予約して一週間後に新冠町のホームページを覗いたところ、5月5日にがけ崩れが起き、新冠コースの登山口までの道路が10月まで通行止めと書かれている。電話で確認したらやはり登山口まで車では入れないとのこと。 従って、主目的としていた幌尻岳を諦めざるを得ない。 フェリーのキャンセルも勿体無いので、3年前よりも良い天候を期待して、再度北海道旅行をすることに決めた。
 会津駒ヶ岳、平ヶ岳(国道352号が新潟からは通行止め、福島側からは鷹ノ巣登山口まで入れる)、燧ケ岳に登り、7月15日の仙台港発太平洋フェリーで苫小牧に渡り、旭岳やトムラウシに登り、富良野や小樽を観光する。 締め切り直前に申し込んだ士別ハーフマラソン(祐)にも出場。 7月24日の青函フェリーで青森に渡り、八甲田山、飯豊山、越後駒ヶ岳に登るのが大まかな計画である。 

  出発直前の会津若松の天気予報では、13日は曇り・雨、14日も曇り・雨、15日はくもりであり、会津駒、平ヶ岳の天気が心配であったが、 7月12日(木)午後3時過ぎに自宅を出発。午後6時過ぎに上河内SAに着き、車中泊。(高速には青梅ICからでなく、久喜ICから乗った。)

 7月13日午前2時56分に上河内SAを出発し、西那須野塩原ICで高速を降り、セブンでおにぎり等を購入して桧枝岐村の会津駒ヶ岳滝沢登山口駐車場に5時36分に着いた。 この2時間40分は事前に調べたとおりの時間であった。 駐車場から上へは崖が少々崩れた為、車両は通行止め。 
2012年7月13日(金)    会津駒ヶ岳  2133m  (登3:40、下2:24)【登3:20、下2:35】   

滝沢登山口駐車場5:53 −5:55登山口(階段の下) −7:27(山頂まで2.9km、国道まで3.8km 水場の標識)  −8:39(山頂まで1.2km標識 休憩)8:45 −9:09駒の小屋(山頂まで0.7km) −9:35山頂9:53 −10:12駒の小屋 −10:26(山頂まで1.2km) −11:12水場の標識11:21 −12:17登山口

                                           登山口の階段     
  天気が気がかりだが、雨はまだ降っていない。 隣の車の方も準備をしているが、こちらが先に5時53分に出発する。駐車場から数分で階段の下の登山口だが、階段からはいきなりの急登で、ずーと登りが続く。 普通は何度かのアップ・ダウンのダウン時に一息付けるのだが、登りばかりで非常に苦しい。 約1時間半で水場の標識に来たが、水場まで行く元気は全く無い。 登り続けで駒の小屋が見えるとやっと一息付ける。 木道を歩き、雪渓を登り、最後にチョットした急登(ここは巻き道が有るらしい)を進むと山頂に出る。(9時35分) 山頂には展望図があるが、残念ながら良く見えない。 なお、事前の計画では午前11時前に山頂に付いた場合は中門岳(2060m)まで行くつもりでいたのだが、その元気は無く、そのまま下山。 下山途中、水場の標識では、水場まで降りていく元気が戻肩の小屋を過ぎた雪渓から会津駒ヶ岳を臨むった。冷たく美味しい水であった。往復で9分。 

 下山後、登山口のトイレの水道で登山靴を洗い、駒の湯で入浴。
駒の湯の向かいの農協のスーパーで買い物し、夕食には時間が早いので村を散歩(六地蔵、路傍の大樹、桧枝岐歌舞伎の舞台など)して時間を潰す。
  夕方になってからアルザ尾瀬の郷のレストランで食事。 桧枝岐村を16時20分に出発し、約1時間かかって平ヶ岳の鷹ノ巣登山口駐車場に着く。先客は3台。

 会津駒ヶ岳で少し先行して中門岳まで行った方と平ヶ岳で話したが、中門岳までは雪渓が滑って苦労したと言っていた。会津駒ヶ岳山頂にて
 なお、この方の報告は以下です。
   http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-206287.html


写真上:登山口の階段
写真中:肩の小屋を過ぎた雪渓から会津駒ヶ岳を臨む
写真下:会津駒ヶ岳山頂にて
2012年7月14日(土)    平ヶ岳 2141m    (登6:55、下5:54)【登7:10、下5:45】

鷹ノ巣登山口5:25 −5:36下台倉沢橋(仮) −7:26(休憩)7:34 −8:01下台倉山(平ヶ岳まで7.2km、鷹ノ巣まで3.3kmの標識) −9:10台倉清水 −9:25(休憩)9:28 −10:00白沢清水 −11:28(休憩)11:31 −11:43姫池11:47 −12:20山頂(食事)12:35 −13:01姫池 −14:15白沢清水14:21 −15:08台倉清水15:11 −16:30下台倉山16:37 −18:31鷹ノ巣登山口

鷹ノ巣登山口
 平ヶ岳のコースタイムは12時間55分(ただし、桧枝岐温泉協会の地図では登り7時間、下り4時間50分)である。私が勝手に同じレベルと思っている方の報告では登り7時間5分、下り5時間35分となっており、やはり13時間近くは要すると考える。 4時に登山開始しても17時下山であり、なるべく早くスタートしなければならない。
 夜中に雨が降り出し、4時になっても雨が降り続いている。 皆さん、様子を見ていたが、5時頃から徐々にカッパを着てスタートして行く。 私達も準備して5時25分 4番目にスタートした。 雨が強くなったら引き返す覚悟で。 このスタート時刻では18時半頃の下山になってしまうのでかなり厳しいが、まだ陽が長い時期なので何とかなるであろう。姫池
 スタートして間もなく、やせ尾根に出て下台倉山までコースタイム(2時間40分)とほぼ同じ2時間36分。 やせ尾根と言われているが、それ程危険な箇所は無い。 この間、雨は降ったり止んだりの繰り返しだが、私は暑いのでカッパは上下とも脱いでしまった。 歩き始めて2時間を過ぎた頃には雨が強くなっても引き返す気は無くなっていた。
 下台倉山を過ぎて、(台倉山の標識には気が付かなかったが、) 笹薮と木道がかなり長く続く。 笹は背丈よりも高く、前や足元が良く見えないほど茂った場所をヤブ漕ぎしていく。また、木道は濡れていて滑りやすい。(滑り止めの対策は一部分のみしかない) 政はここで滑って3回も尻餅をついた。 1回は木道の脇に落ちたが、怪我は無し。 この後は慎重に慎重に進んだ。 台倉清水では水場までの時間が分からないので水場姫池の木道から遠くに平ヶ岳へは行かず、 白沢清水では水は湧いてはいるが、綺麗に流れているとは言えず、そのまま飲む勇気は無い。 今回、政がペットボトル2本、祐がペットボトル1本と二人で3本しか持って来ていない。 実はお湯を入れたサーモスを車の座席に忘れて来てしまったことにこの辺りで気が付いたが。 木道が終わり急登を一息がんばると姫池に出る。それまでとは全く異なる無数の池塘の湿原である。
 姫池で最も早く下山して来た方に写真を撮ってもらった。この方は、今日私達よりも後に登り始めた方で非常に早い。 湿原、平坦な草原を進み、山頂に出る。山頂では4組(6名)が一緒になった。 山頂到着時刻は12時20分となり、玉子石や水場に行く時間は無いと判断し、山頂で食事をし下山することにした。
 木道は午後になっても滑り易く、下山時は祐が2回滑って尻餅をついた。(転んだ後、木道では慎重に歩平ヶ岳山頂いたので、かなりの時間が掛っている。) 鷹ノ巣登山口への下山はスタート時に考えたとおり午後6時半であり、やはり玉子石に行かなくて正解であった。 政は雨が登山靴の中に入り、グジョグジョ状態。 (カッパは脱いだが、スパッツを付けたままだったので、スパッツとズボンの間から雨が沁み込み、靴の中に入ってしまった。・・・大失敗)
やはり、非常にタフな山であった。
 平ヶ岳でも一緒になった茨城からの方の報告は下記。
  http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-206425.html

 当初、翌日は燧ケ岳の柴安ーに登る計画であったが、その気は全く無くなってしまった。

写真一番上:鷹ノ巣登山口
姫ヶ岳を下った場所から平ヶ岳を振り返る写真二番目:姫池
写真三番目:姫池の木道から遠くに平ヶ岳
写真四番目:平ヶ岳山頂
写真一番下:姫ヶ岳を下った場所から平ヶ岳を振り返る

 下山後、アルザ尾瀬の郷で入浴しようとしたが、既に営業時間が過ぎており、昨日と同じく駒の湯まで戻って入浴。 
駒の湯で一緒になったキリンテの方が、車中泊するなら泊まっていかないかと誘っていただいたが、お断りし、桧枝岐村には道の駅が無いので会津方面へ車を走らす。 夕食がまだなので開いている店に入りたいが、店は無い。 かなり走って、閉店間際のデイリーヤマザキで食料を購入し、午後10時に道の駅「番屋」へ。 閉店間際だったので買ったハンバーガーをレンジで温めてもらえず、不味い。 疲れ切って「番屋」で車中泊。
 
2012年7月15日(日)  
 この日は、登山を止め、夕方の太平洋フェリーで仙台から苫小牧へ向うので、仙台フェリーターミナルに午後5時頃までに着けば良い。 道の駅番屋をゆっくりした時間(7時半頃)に出て、大内宿(8:45〜9:30)や野口英世記念館(10:57〜12:11)に寄った。 
    大内宿    野口英世記念館
    (写真左:大内宿、 写真右:野口英世記念館)
 野口英世記念館の前で老夫婦に写真撮影を頼まれたので、こちらの写真もお願いしたが、残念ながらピンボケで、おまけに「野口・・・・館」が写っていない。 やはり、確認は必須である。

 フェリー・オブザイヤーを受賞した太平洋フェリーの「新いしかり」に午後6時に乗船。出港は午後7時40分だが、6時30分から船内レストランで夕食バイキング(¥2000)。
 
 7/16は、朝食バイキング(¥1000)の行列に7時20分過ぎから並ぶ。
    朝食バイキング    船内コンサート
    (写真左:朝食バイキング、写真左:船内コンサート)
 フェリーは午前11時15分頃に苫小牧東港に着き、直ぐに下船。太平洋フェリーでは同乗者は車に乗っての下船はできず。従って、別々に下船した後に待ち合わせして車に乗せなければならないのが面倒である。

 天気もまあまあなので、予定していた樽前山の七合目登山口へ。
 登山口駐車場では、地元の方が5〜6名で駐車場の案内をしていた。(ご苦労様)   
2012年7月16日(月)    樽前山  1022m  (登0:55、下0:50)

七合目登山口駐車場12:20 −13:08西山/東山分岐 −13:15東山山頂13:24 −13:30(休憩 食事)13:40 −13:45西山/東山分岐 −14:14七合目登山口駐車場

     樽前山登山口    樽前山(東山)山頂
    (写真左:樽前山登山口、写真右:樽前山(東山)山頂)
 山頂写真の後ろに見えるのが溶岩ドームで白い煙がかなり出ている。約1時間でここまで登れる。
 多くの人は溶岩ドームの周りをぐるっと回るようだが、我々は登った時間が遅いので、引き返して下山。

 下山後、支笏湖温泉に入るつもりでいたが、車中泊する場所の温泉ならゆっくりと長い時間入れるので道の駅「むかわ四季の館」へ。
 途中の苫小牧の沼ノ端で予め調べておいたコインランドリの住所をナビにセットしようとしたが、セットできず。近くの住所で探したが、見つからない。 スーパーで買い物をしていた親切な女性がコインランドリまで先導してくれて助かりました。旅行に出る前にナビにセットして事前確認しておくべきであった。
2012年7月17日(火)    
 計画では、7/17は移動日で7/18にトムラウシ登山であったが、平ヶ岳の疲れがまだ残っているので、トムラウシは止め、襟裳岬を廻って、南ふらのに行く事にした。
 襟裳岬では”テレビで紹介された店”と書かれていた店で”ブリ丼”と海鮮丼”を注文したが、”ウニ丼”が出てきて文句を言ったが、作ってしまったので、仕方なくあまり好物ではないウニ丼を高い金を払って食べることになった。 その時は聞き間違えと思ったが、どうも聞き間違えた振りをして押し付けたのではないかと考えている。 今後はこの手に合わないぞ!

    襟裳岬    幌舞駅
    (写真左:襟裳岬、写真右:幌舞駅)
 
 襟裳岬への道路沿いでは昆布干しがいたる所で行われていた。
 十勝・帯広では3年前に幸福駅や花畑牧場に行っているので、今回はどこにも寄らず、南ふらのへ。
 道の駅「南ふらの」に車を止め、映画「鉄道員」のロケ地である幌舞駅(JR幾寅駅)まで歩いて行って見物。
夕食は、道の駅のレストランで”とんかつ定食”を注文したが、久し振りの薄さに驚いた。この日は、午前中の”うに丼”と言い、食べるものにツキが無かった。
 道の駅「南ふらの」で車中泊。

 7/18 4時前に道の駅を出発し、5時30分に十勝岳温泉駐車場へ着く。 途中、富良野のセブンで朝食と昼食のオニギリなどを買う。
 十勝岳温泉駐車場には既に10台位が駐車していて、山に登り始めている。 
 一週間位前に十勝岳の監視カメラが異常な色を検出して一時、非難したと言うニュースが有ったが、今は問題は無いようである。
2012年7月18日(水)   富良野岳 1912m 上ホロカメツトク山 1920m 

 十勝岳温泉登山口駐車場5:44  −6:46分岐 −8:00富良野岳の肩8:04 −8:37富良野岳山頂8:41 −9:33(休憩 食事)9:48 −10:18三峰山(さんぽうさん) −10:59かみふらの岳11:00 −11:15上ホロカメツトク山11:18 −11:31かみふらの岳 −12:33分岐 −13:08十勝岳温泉駐車場 

コースタイムとの比較、カッコ内左は実タイム、カッコ内右はコースタイム
登山口(2:53/3:15)富良野岳(2:34/3:00)上ホロカメツトク山(1:50/1:45)登山口 

 登山口で登山届けを書き、登り始める。安政火口の方向へ川に沿って登って行く、川の向こう側には反対方向に登っていく登山者が見える。 暫くして川を渡り、上富良野岳への分岐を過ぎ、3時間弱で富良野岳山頂へ。
 富良野岳から上ホロカメツトク山までの稜線上は風が強く、飛ばされそうになりながらも何とか歩く。
 この辺りは、綺麗なお花畑やハイマツ等の高山植物帯であるが、上ホロカメツトク山までくるとがらりと変わり、安政火口が異様な景色となる。 3年前に十勝岳に登ったときには、このような火口は全く分からなかった。

登山直後に臨む安政火口富良野岳山頂上ホロカメツトク山
(写真左:登山直後に臨む安政火口、写真中:富良野岳山頂、写真右:上ホロカメツトク山)

上ホロ山から覗く安政火口白金の青い池白ひげの滝
(写真左:上ホロ山から覗く安政火口、写真中:白金の青い池、写真右:白ひげの滝)

 下山後、カミホロ荘で入浴し、最近テレビで話題となっていた「白金の青い池」と「白ひげの滝」を見物。
 「青い池」には観光バスも駐車できる大きな駐車場が作られていて、たくさんの観光客が見物に来ていた。
 「白ひげの滝」は、白金橋(ブルーリバー橋)の手前の空き地に駐車し、白金橋から見物。

 道の駅「美瑛」で車中泊。
2012年7月19日(木) 
 富良野のラベンダー、北の国からのロケ地を見物。

五郎の石の家雪子の家拾ってきた家の看板前で
(写真左、五郎の石の家、写真中:雪子の家、写真右:拾ってきた家の看板前で)

(富田ファーム)
 
 (ぜるぶの丘)

 翌日の旭岳登山の為、旭岳温泉に近い、道の駅「ひがしかわ」で車中泊。
 (この道の駅には3年前には湧水が有ったが、撤去してしまったらしい。駐車場の脇にモンベルがあった。)
2012年7月20日(金)   旭岳  2290m   (登2:28、下1:48)【登2:50、下1:35】

 ロープウェイ出発6:00 −6:09姿見駅6:12 −6:38姿見の池 −7:07六合目−七合目 −7:47八合目 −8:10九合目 −8:28山頂8:53 −9:09九合目 −9:28八合目 −9:43七合目 −9:58六合目 −10:20姿見の池10:25 −10:39姿見駅 −11:00発のロープウェイで駐車場へ 

 4時45分道の駅を出発し、5時19分に旭岳駐車場へ。朝一番のロープウェイで姿見駅へ。
 3年前は風雨で寒く、何も見えず、ただ山頂で写真を撮って下山しただけであったが、今回は素晴らしい天気で山頂で30分近くゆっくりした。十勝岳、トムラウシ山等見渡せる。一昨日登った富良野岳も見えたのだろう。ハッキリと特定はできなかったが。。。
この時間では、山頂から引き返す人より、間宮岳方面へ進む人の方が多い、いつか行ってみたいものである。

 姿見の池から旭岳 旭岳山頂
 (写真左:姿見の池から旭岳、写真右:旭岳山頂)

 下山後、3年前と同じグランドホテル大雪で入浴し、道の駅「あさひかわ」へ。
 道の駅に着いたのは午後2時、直ぐに近くのコインランドリを使用。まだ時間があるので、旭川駅前まで歩いて行く事にした。(3年前よりも駅の近くに忠別川に橋が架かっていた) 駅前に行くと高校野球の北北海道大会で旭川工業が優勝したので、地元の方の意見を聞きたいとテレビ局からマイクを向けられたが、旅行に来ているのでと断った。 北海道人に見られるほど溶け込んでいたのであろう。 祐は道の駅のレストランの野菜カレーを気に入っており、午後6時頃に期待して店に入ったが、残念ながら今日の分は売り切れになっていた。近くの別の店で食事。 (ただし、翌日の昼食をこのレストランで取った。)
  
2012年7月21日(土)


 (写真:風のガーデン ロケ地)
  
 (写真:サンタのヒゲ) 

 サンタのヒゲは3年前には食べられなかったが、今回、口にできて大満足。

 美瑛の「ぜるぶの丘」を再度見物し、新富良野プリンスホテルの「風のガーデンロケ地」、旭川の「上野ファーム」を見物し、翌日の士別マラソンの為、道の駅「剣淵」へ。
 剣淵には午後2時過ぎに着いたので、士別へ行き、マラソンの受付を済ませて、また剣淵に戻る。
 
2012年7月22日(日)  士別ハーフマラソン 
  
 (写真左:増田明美と優勝した川内優輝、写真右:力走する祐)
 
 士別ハーフマラソンに祐が参加後、正午過ぎに出発し、午後3時35分に道の駅「つるぬま」へ。 道の駅の向かいにある「浦臼町温泉保養センター」で入浴&食事をし、まだ明るいので鶴沼公園を散策した。

 7/23 4時54分に道の駅「つるぬま」を出発し、7時48分に小樽公園の駐車場に車を止め、小樽駅→小樽運河→北一硝子→オルゴール堂などを見物。 昼食は小樽で海鮮丼。
 島牧への途中の弁慶岬と島牧から少し先の賀老の滝(日本の滝100選)へ。(駐車場から第1展望台までの遊歩道は、下り:20分、上り:30分。なお、第2展望台からは殆ど見えない。)
道の駅「島牧」で車中泊。車中泊は合計3台で、今回の旅行では最も少なかった。


  
 (写真左:小樽の裕次郎記念館、写真右:小樽運河)

  
 (写真左:弁慶岬、写真右:賀老の滝)

 7/24は、予約済みの函館11:35発の青函フェリーで青森に渡る予定である。
 島牧を3時40分に出発し、長万部経由で函館へ向う。 途中の峠越えでは濃霧で前が良く見えない状態であった。 6時前にイカ飯で有名な森の道の駅に着いた。フェリーの時間には余裕があるので道の駅の公園を1時間ほど散策し、8時に函館フェリーターミナルに着く。直ぐにフェリーの手続きをしようとすると8時10分発に乗れるとの事で、そのようにした。 このフェリーは子供2人連れの家族4人と老夫婦1組と当方の合わせて8人であった。なお、トラックは別に乗っているが。。。。 こんなに少なくて採算は大丈夫なのか?
 12時10分青森港着。
 翌日の八甲田山登山に備え、酸ヶ湯登山口へ。

 7/25 夜間に雨が降り続いたが、4時頃数台の車が着き、何かの準備を始めた。どうも登山だけでは無いように見えるので聞いてみると、300人ほどの団体が来て八甲田山に登るので、そのガイドグループだと言う。
雨も殆ど止んだので、当方も準備して登ることにしたが、このグループの40〜50人の後になってしまった。
ただし、このグループの方々はほど良いスピードで登っており、登山のペースは丁度良い。   
2012年7月25日(水)  八甲田山 1584m   (登2:27、下2:03)【登、下】 

八甲田山大岳仙人岱登山口5:41 −7:07(山頂まで1.6kmの標識) −7:20仙人岱ヒュッテ分岐(八甲田清水) −7:57鏡沼 −8:08山頂8:14 −8:20鏡沼 −8:43(雪渓脇で休憩)8:55 −9:04仙人岱ヒュッテ分岐 −10:17仙人岱登山口


 所々で道を譲っていただき、約2時間半で山頂へ。山頂では何も見えず。 当初は、仙人岱ルートから登って、毛無岱ルートで下山する計画であったが、この団体と同じになってしまい、落ち着かないと思い、仙人岱ルートで下山することにした。
 下山してからコインランドリなどやっておきたいことがあるので、早めに下山する為でもある。
 
 (写真:八甲田山山頂)

 下山後、黒石の宝温泉で入浴し、コインランドリで洗濯し、隣のレストランで食事をし、午後2時に黒石ICから高速イン。
 翌日の飯豊山登山の為、磐越道の磐梯山SA(午後7時)で車中泊。

 7/26 夜間、非常に激しい雨が降り、不安になり、飯豊山を諦める。(ほんとうに簡単に)
 車はウインドウを下ろし、網カバーをした状態だったので、雨が吹き込み、慌てて土砂降りの中、運転席に行き、エンジンを掛けて、ウインドウを窓バイザー分くらいに上げる。 それでも横から雨が入ってきてしまう。少々濡れるが我慢。
 少し小降りになったら窓を開けたいのだが、後部座席からはエンジンを掛けられないのでできない。(⇒何か手段が無いか? ⇒エンジンスターターを取り付けることにした。)
 飯豊山は諦めたが、越後駒ヶ岳なら大丈夫だろうと考え、道の駅「ゆのたに」へ向う。 午前6時44分、今日は移動だけなので、磐梯河東ICで高速を降り、国道49号で五泉市、更に小出へ。(国道252号は途中で通行止めであったが、7/24に解除されていたらしい。 帰宅後に知った。)
 小出に行くついでに柏崎のとみ家の”ジャンボ海老フライ”を食べに行く。
               
 (写真左:道の駅「みかわ」の近くの将軍杉、   写真右:とみ家のジャンボ海老フライ)
 
 道の駅「ゆのたに」での車中泊は暑くて困った。窓を開けても風が全く入って来ない。いろいろと車の向きを変えて、風が左から右に通るようになり、ある程度眠れた。

 7/27 4時20分道の駅ゆのたにを出発。 枝折峠までは、奥只見シルバーラインで銀山平まで行き、国道352号で5時6分に枝折峠へ着く。
 なお、銀山平から枝折峠までは昼間は通行規制の時間帯があるので要注意。
2012年7月27日(金)  越後駒ヶ岳  2003m  (登4:39、下3:35)【登6:10、下5:00】 

枝折峠駐車場登山口5:23 −5:54駒の湯分岐(十合目大明神) −5:57明神峠(小倉山まで3.3km標識) −6:47道行山分岐(駒ヶ岳まで4.7km標識) −7:28小倉山分岐 −8:13百草の池 −8:49(休憩)8:52 −9:30駒の小屋9:36 −9:56分岐 −10:02山頂10:29 −10:33分岐 −10:45駒の小屋10:46 −11:32百草の湯 −12:01小倉山分岐 −13:34明神峠(枝折峠まで1.2km標識) −13:37駒の湯分岐(十合目大明神) −14:04枝折峠登山口  

 コースタイムが11時間10分であるが、いろいろな方の報告を見てみると、もう少し早く戻って来られそうである。午後の通行許可時間が15時〜15時30分となっているのでこの間に戻りたい。
 天気が良く?非常に暑い。日陰になるような場所があまり無いので休むことができず。 約4時間で駒の小屋へ。ここでは冷たい水が引いてあり、コップで4〜5杯飲んだ。 小屋の管理人さんが山頂まで20分位と言っていたが、私の足では26分かかった。 山頂からは直ぐ近くに八海山、更に巻機山、平ヶ岳等が見渡せる。 
山頂に居た夫婦も通行規制の話をしていてこの時間までに下山するらしい。
 山頂で約30分過ごし、下山する。 枝折峠登山口には14時過ぎに着いた。
 登りが4時間39分、下りが3時間35分で合計8時間14分である。 下りでは途中で前を降りる何らかのトラブルを抱えた夫婦に追い付きそうになったので、数十メートル後ろを歩いた。 従って、それ程早く歩いていない。 ここのコースタイムはかなり余裕を持ったものと言える。

 着替えや荷物の整理をして、14時15分頃、枝折峠登山口から車を走らすと工事中の場所でショベルカーが作業をしており、一旦停止。 15時前でまだ通行規制中なのでそのまま待つ事にした。 当方の車の後ろに更に2台停車。 数分後に工事車両の運転手が、道路を開けてくれて通行することができた。 15時15分頃に「ゆ〜 パーク薬師」へ。


 (写真左:登山途中からの越後駒ヶ岳、写真中:駒の小屋から山頂を臨む、写真右:越後駒ヶ岳山頂)

 ゆ〜 パーク薬師で入浴 及び食事をし、休息後21時30分頃に出て、小出ICから高速に乗り、深夜割引を利用する為に狭山PAで時間調整して帰宅。

2012年 東北・北海道旅行のまとめ

 3年前の北海道では天候に恵まれなかったが、今回の旭岳は素晴らしい天候であった。 
 登山口までの道路が通行止めで幌尻岳へ行けなかったのは残念であるが、また来年以降の楽しみにしておこう。  (後日追記:新冠町ホームページを見たら、岩清水新冠ダム線の通行止めは9月1日に解除された。 従って、来年また北海道旅行を計画することとする。 8月末に飯豊山で会った函館からの方は、北海道では是非「ニペソツ山」に行くべきと言っていたので、計画に入れてみよう。)
 平ヶ岳は13時間を要した。やはり非常に厳しい山である。
 今年最初の計画時には、平ヶ岳を登山し、翌日に越後駒ヶ岳を登山して、新潟からのフェリーで北海道に渡る計画であったが、国道352号線が去年の台風被害の影響で、まだ通行止めの為、計画を変更した。 通行止めが解除されてしまっていたら、変更しなかったので、平ヶ岳登山した翌日に越後駒ヶ岳に登るのは非常に厳しかったであろう。 この通行止めが幸いした。 なお、往路のフェリーは仙台→苫小牧の太平洋フェリー「新いしかり」を”早割”(50%割引、他のフェリーに比較し最も安価)で予約し、仙台港発となったので、新潟側の越後駒ヶ岳は、帰路になった。

(参考)本旅で車中泊した場所
「東北道 上河内SA」:
「平ヶ岳 鷹ノ巣登山口」:
「道の駅番屋」:
「道の駅むかわ」:
「道の駅南ふらの」: 
「道の駅美瑛」:(2回目)
「道の駅ひがしかわ」:(2回目)
「道の駅あさひかわ」:(2回目)
「道の駅剣淵」:
「道の駅つるぬま」:
「道の駅島牧」:
「八甲田山 酸ヶ湯登山口駐車場」: 
「磐越道 磐梯山SA」:
「道の駅ゆのたに」: 
 車中泊するには、いずれも問題は無い場所である。
 
車中:14泊、フェリー:1泊
総費用 15万4千円
  高速代:¥10450、ガソリン代:¥25707、フェリー:¥40415
総走行距離:3323km (リッター当り約16km)
  


出発直前の予定
2012年7月12日(木) 夕方自宅を出発
2012年7月13日(金) 会津駒ヶ岳
2012年7月14日(土) 平ヶ岳
2012年7月15日(日) 燧ケ岳、仙台港から太平洋フェリーで苫小牧へ
2012年7月16日(月) 午前11時苫小牧着、樽前山登山し、道の駅「むかわ」で車中泊
2012年7月17日(火) 移動
2012年7月18日(水) 
トムラウシ山
2012年7月19日(木) 富良野岳
2012年7月20日(金) 旭岳
2012年7月21日(土) 美瑛、富良野、道の駅「剣淵」で車中泊
2012年7月22日(日) 士別マラソン(ハーフ 祐が参加)、道の駅「つるぬま」で車中泊
2012年7月23日(月) 小樽、道の駅「島牧」で車中泊
2012年7月24日(火) 函館発の青函フェリー 
2012年7月25日(水) 八甲田山
2012年7月26日(木) 
飯豊山
2012年7月27日(金) 同上
2012年7月28日(土) 飯豊山から下山し、道の駅「ゆのたに」で車中泊
2012年7月29日(日) 越後駒ヶ岳
2012年7月30日(月) am帰宅

 

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