yamakiの山歩記ホームへ  山名:光岳 聖岳 塩見岳 木曽駒ヶ岳
 2010年8月22日〜8月28日

2010年8月22日 午後自宅を出発し、易老渡駐車場で車中泊
2010年8月23日 易老渡登山口を出発し、光小屋(予約済み)泊、光岳
2010年8月24日 光小屋を出発し、易老岳まで戻り、茶臼岳、上河内岳を通り、聖平小屋(予約不要)泊
2010年8月25日 薊畑分岐に荷物をデポし、聖岳へ、薊畑に戻り、易老渡駐車場へ下山、夕立神パノラマ公園で車中泊
2010年8月26日 鳥倉林道駐車場から塩見小屋(予約済み)泊
2010年8月27日 塩見小屋から塩見岳山頂、鳥倉林道駐車場へ下山、道の駅「いいじま」で車中泊
2010年8月28日 菅の台駐車場から千畳敷へ、木曽駒ヶ岳、宝剣岳に登り、下山 
光岳(2591m)  (登8:13)【登7:20 小屋まで】

8/23 易老渡駐車場5:19 −5:22易老岳登山口(登山届) −7:03光岳まで9.8Kの標識 −7:29面平(休憩)7:35 −8:30(休憩)8:41 −9:03光岳まで7.4Kの標識 −9:50(休憩)10:05 −10:15光岳まで5.7Kの標識 −10:32三角点通過 −11:00分岐 −11:02易老岳11:10 −12:05(食事休憩)12:20 −13:17静高平(水場)13:24 −13:32イザルヶ岳への分岐 −13:43光小屋14:01 −14:15光岳山頂14:35−14:51光小屋
 コースタイム(【】内)との比較:易老岳登山口(5:40)【4:30】易老岳(2:33)【2:50】光小屋
 

 8月22日午後青梅の自宅を出発し、午後6時に光岳登山口の易老渡駐車場に到着。10数台の車が駐車していたが、人はいない。車中泊組は、その後5〜6台が来た。駐車場にトイレできる場所はある。朝早く出発する為、早めに就寝。 
 8月23日、隣に駐車した秋田さんと話をし、登山届を出して出発する。 橋を渡り、いきなりの急登と暑さで汗ビッショリ、呼吸も苦しく休み休みでなんとか面平にたどり着いた。 更に易老岳まで厳しい登りが続き、標高差約1500m、コースタイムを1時間以上もオーバーし、やっと易老岳に辿り着く(11時2分)。 チョット前に出発した秋田さんもここで休憩していた。 光小屋には午後3時までに到着しないと食事が提供されない制約がある。 易老岳から光小屋までのコースタイムは、途中の三吉平までは1時間10分で、その先が1時間40分である。 まだ11時10分なので十分余裕がある。 易老岳を出発し、やや下り、その後登り返すが、なか光岳山頂 ガスで展望無しなか三吉平に着かない。 先行の秋田さんが休憩しているのが見え、2時間少しかかって13時17分にやっと三吉平に着いたと思い、これでは午後3時前に小屋に着けるか不安になる。 秋田さんに確認するとここはもう静高平の水場で、小屋まであと15分とのことで一安心。 どうも三吉平の標識を見落としてしまっていたようである。 この水場でペットボトルを満タンに。小屋に着き、手続き(1泊2食付寝袋無し¥6000)した後、光岳山頂へ。小屋から山頂まで15分。山頂はガスで展望無し。 光石にも行かず。
小屋は丸太作りでまだ新しく綺麗であるが、食事が非常に寂しい。自炊を推奨しているのに納得した。夕食4時半、朝食4時半。 夜、雷雨で近くに落雷があった。テント泊の人は心配だったろう。
   
聖岳(3013m)

8/24 光小屋5:22 −5:34イザルヶ岳への分岐 −5:44イザルヶ岳 −5:51イザルヶ岳への分岐 −6:01静高平 −7:31易老岳7:35 −9:05希望峰(休憩)9:16 −10:03茶臼岳 −10:20茶臼小屋への分岐 −11:04お花畑 −11:53上河内岳の肩12:06 −12:16上河内岳山頂12:18 −12:25上河内岳の肩 12:55南岳(休憩)13:07 −14:16聖平小屋

8/25 聖平小屋5:03 −5:08分岐 −5:29薊畑分岐5:36 −6:23小聖岳6:25 −7:26聖岳(前聖岳)山頂7:55 −8:39小聖岳8:41 −9:13薊畑分岐9:25 −12:03西沢渡12:17 −12:51便ヶ島13:02 −13:30易老渡駐車場
コースタイム(【】内)との比較:光小屋(2:09)【2:35】易老岳(2:28)【3:25】茶臼岳(2:13)【2:30+】上河内岳(1:58)【2:00】聖平小屋(2:23)【3:40】聖岳(4:56)【5:55】便ヶ島
  

 8月24日、雨は止み、予定通り聖平に向けて出発する。 この日、小屋から聖平まで行くのは我々のみ。埼玉の小川さん夫婦が予定していたが、足の調子が悪く取り止めにし、聖平小屋への予約キャンセルを頼まれた。 秋田さんは下山し、明日塩見岳に上る予定(我々は明後日塩見岳)との事で、塩見の登/下山中にまた会うことになる。 易老岳までは、昨日の道をそのまま戻る。 易老岳からは、茶臼岳、上河内岳を経て聖平山荘へ向かう。 ここは、ほとんどが尾根歩きであり、昨日の易老岳までとは全く異なり爽快である。ただし、周りの山々にはガスが掛っていて良く見えない。 上河内岳からはガスが無ければ聖岳が綺麗に見えたのであろう。 少し、残念だが、明日の朝に期待することにする。 上河内岳から聖平小屋までは、2時間ほどだが、非常に長く感じた。小屋で宿泊手続き、お茶とクッキーをいただく。 2階の更衣室で着替えし、明日のサブザックも含め荷物を整理。また、明日は途中に水場が無いので、1Lづつ持つ。(聖岳から薊畑まで500ml、薊畑から駐車場まで500ml) 夕食は午後4時半。午後7時前には寝袋に入るが、両隣の3名のイビキがウルサクほとんど眠れず。(この内2名は明日も泊まるらしい) 小屋のトイレは小屋から100m離れた場所に有るので夜間は足元に要注意。
 8月25日、ほとんど眠れず3時半頃から皆が徐々に起きだす。4聖岳山頂 時半少し前から準備ができ朝食。5時過ぎに小屋を出発、薊畑分岐にザックをデポし、サブザックで聖岳に向う。途中、テント道具等の重いザックを背負った大学生グループなどを抜き、聖岳山頂へ。山頂での絶景を堪能する。どうも本日一番だったらしい。こんなことは滅多に無い。
薊畑に戻り、ザックを回収して下山開始。 20分程下ると休憩している男性がおり、水を譲ってくれないかとの事。当方も二人で500ml2本(ここまでの4時間で1本づつ飲んだ)しかなく、これで3時間持たせねばならないので、200mlだけ譲った。
更に、下りると今月初めに北アルプスで三日間何度か挨拶したオジサンとバッタリ会い、挨拶した。特徴のスキンヘッドで直ぐに分かった。(名前は交わしていない) 下山路はすべり易く(石、木、小石)注意が必要である。何度か尻餅を付いた。 西沢渡では人力ロープウェイは使わず、橋を渡り。沢水で熱った足を冷やす。 この近辺はヒルに注意とのことだが、幸い狙われず。
便ヶ島に着き、聖光小屋でジュースか氷を売ってないか聞いたら、降りた正面に自動販売機が見えるだろうと、素っ気無い言葉。 目に入らなかったので聞いたのに、この返事は無いだろう。 ここでは買いたく無かったが、仕方なく自動販売機でネクターを2本購入。無事、易老渡駐車場に戻る。
 聖岳と光岳の登山計画時に易老渡→聖岳→光岳→易老渡のルートと易老渡→光岳→聖岳→易老渡のどちらにするか考えたが、前者では1日目に聖岳に登るのは時間的に無理で、2日目に聖平小屋から戻って、聖岳に登る方法しかなく、3泊になってしまう。後者は2日目のコースタイムが10時間30分と長く1日で歩けるか少々心配だったが、尾根歩きであり、コースタイムより早く歩けるのではないかと考え、後者に決めた。 実際は、気持ちの良い尾根歩きでコースタイムより短い8時間48分で歩けている。 なお、易老渡から易老岳までの登りも厳しかったが、反対側の西沢渡から薊畑までの登りも同じように厳しそうである。
 飯田のほっ湯アップルで三日間の汗を流し、道の駅「花の里いいじま」へ。ここで車中泊とするが、午後10時を過ぎても暑くて眠れない。 明日登山予定の塩見岳の鳥倉林道駐車場の手前の夕立神パノラマ公園なら標高も高いので涼しいであろうと思い、向う。 ナビで案内された道路は崖崩れで通行止めで、迂回路を再設定して進む。この通行止めには少し慌てた。 夕立神パノラマ公園に着き、車中泊。他に一台もおらず、少々心細かったが、睡眠はできた。 翌朝、鳥倉林道駐車場に行くと数台の車の方々が出発の準備をしていた。この駐車場にもトイレがあり、水もある。車中泊はこの駐車場の方が良い。 
塩見岳(3052m) 

8/26 鳥倉林道駐車場(登山届)5:29 −6:11鳥倉登山口6:13 −7:18あと2時間の標識(休憩)7:20 −7:41 5/10標識 −8:04(水場)8:06 −8:13 7/10の標識 −8:32 8/10の標識 −8:35塩川小屋合流点 −9:04三伏峠小屋(休憩)9:16 −9:31三伏山 −10:35本谷山 −11:00(食事休憩)11:10 −12:14塩見新道合流点 −12:32塩見小屋

8/27 塩見小屋5:04 −6:09塩見岳西峰 −6:13塩見岳東峰6:23 −6:27西峰6:52 −7:30塩見小屋7:53 −9:23本谷山 −9:42(休憩)9:52 −10:28三伏山 −10:38三伏峠小屋 −11:02塩川小屋分岐点 −11:22(水場) −12:34鳥倉登山口 −13:12鳥倉林道駐車場
コースタイム(【】内)との比較: 鳥倉登山口(2:51)【2:35】三伏峠小屋(3:16)【3:20】塩見小屋(1:09)【1:20】塩見岳(5:42)【5:50】鳥倉登山口 

 三伏峠小屋からは水場が無いので今日はペットボトル3本づつ持つことにした。 
 駐車場のゲートのポストに登山届を提出し、鳥倉登山口に向けて、林道を歩く。30分ほど歩くと後ろから車が迫ってくる。 見ると軽トラックに駐車場で準備していた方々が荷台に乗っており、後10分程度なので頑張るように言われる。ラッキーとは行かず。 軽トラックの運転手は登山届を回収していた。
 鳥倉登山口(豊口山コース登山口と呼ぶらしい)から、まず三伏峠小屋を目指して登る。案内標識も充実している。途中、下山してくる地元高森町の中学生100人が道を譲ってくれるので、あまり休めず。
三伏山から本谷山への道で、上の方から秋田弁が聞こえ、直ぐに秋田さん(名前は渡辺さんとのこと)とわかり、10分ほど話をして、またどこかの山でお会いしましょうと別れた。(秋田さんは、昨日、午後山頂に行ったが、ガスで見えず。今朝、再度登って来たとの事)
塩見小屋に着くとやはりガスが出ているので、山頂へは明日登ることにし、小屋の周辺で寛ぐ。暫くすると名前を呼ぶ人がいたので聞くと隣の羽村市の方で今日3時過ぎに高速に乗り、来たとの事。3000メートル以上を登っていると言っていた。その後、いろいろと話をした。名前はウエダさんとタブチさん塩見岳東峰山頂か? 隣の市なので多分、どこかでお会いすることがあるでしょう。 
なお、小屋からペットボトルの水を1本支給していただいた。 この水は、小屋の女性が午後6時頃に1時間かけて下の水場からポリタンクで担ぎ挙げていた。 小屋では入口横の個室(と言っても畳1枚程度)を与えられ良く眠れた。(聖平小屋のようなことは無かった)
 翌朝、ザックは小屋に預け、サブザックで5時過ぎに山頂に向けて出発。1時間少しで山頂へ。山頂からは富士山、北アルプス、中央アルプスまで見え、すばらしさに感激。 暫く、この山頂に居た。
直ぐ前に登った女性の方が岩場なのでストックを途中に置いて登ったが、下りてきたら無くなっていて、小屋にも届いていない。 誰かが持っていってしまったらしい。
下山は危険箇所も無く、ほぼコースタイムで鳥倉登山口へ。
 塩見岳登山の計画時は、塩川からのコースもあるが、通行止めとのことであったので鳥倉林道コースに決めた。 塩見小屋は完全予約制なので数週間前に予約。 なお、塩見小屋を使わない場合は、三伏峠小屋でテント泊し、翌朝4時頃に出発すれば、ガスがまだ出ない9時頃には塩見岳山頂に立てそう。
 松川温泉清流苑で入浴し、道の駅「花の里いいじま」で車中泊。夜半過ぎに案内所の前に陣取る10数名のグループの会話がウルサク、良く眠れず。
 
 下のパノラマ写真は、塩見岳東峰からの写真で、左から登って来た三伏山、本谷山、奥に中央アルプス、手前の人が数人いるのが塩見岳西峰、奥に北アルプス、仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳である。


木曽駒ヶ岳(2956m)  宝剣岳(2931m)  

8/28 菅の台駐車場6:15(バス) −6:45しらび平駅7:00(ロープウェイ) −7:10千畳敷駅7:15 −7:57乗越浄土 −8:18中岳 −8:42木曽駒ヶ岳山頂8:55 −9:15中岳 −9:25宝剣山荘 −9:44宝剣岳山頂9:49 −10:09乗越浄土 −10:40千畳敷カール中央 −10:50千畳敷ロープウェイ駅11:02 −11:12しらび平駅11:27 −11:45菅の台駐車場  
 

 8月28日 4時過ぎに簡単にパンを食べ、5時過ぎに菅の台駐車場に到着。 既に100人以上のバス待ちの行列ができており、準備して最後尾に並ぶ。 暫くして、チケット売り場の別の列があることに気付き、政がチケットの列に並ぶ。5時40分頃にチケットの販売を開始した。三台目の臨時バスに乗り込む。その後は順調に千畳敷ロープウェイ駅へ。 パンを半分づつ食べて登山開始。約1時間30分で木曽駒ヶ岳山頂へ。山頂の神社にお参りする。 宝剣岳はどうするか祐に聞くと”登る”と言うので、途中の場所にストックを置いて岩場をよじ登る。 山頂の一番上は直径1メートル位で、そこまでは上がれないが、十分満足。 下山は、千畳敷カールの遊歩道を経て千畳敷駅へ。まだ、11時なので、ロープウエイもバスもほとんど待たずに菅の台駐車場に戻る。
 駐車場を直ぐに出て、近くのソースかつ丼店「東右衛門」へ。 なお、この近くの温泉は混雑していると思われるので、昨日の清流苑へ行く。 帰路の中央道は混雑するのでここで長い時間休憩し、夜中に走ることにした。
      木曽駒ヶ岳山頂        宝剣岳山頂
         木曽駒ヶ岳山頂                         宝剣岳山頂


(まとめ)
 今回の登山旅行は、最初の計画では空木岳の池山尾根からの日帰り登山も入れ、ここを長野の河村さん夫婦と一緒に登山しようと考えたが、10時間以上のコースタイムでは、日帰りは不可能で、途中で中止をお願いした。別途、山荘/避難小屋泊などで計画することにする。
 なお、後日、静岡県の方が9時間30分で日帰りしているWeb報告があったので、7月or8月初旬なら日帰りできそうである。
 なお、今回は主に山ケイの地図を使用したが、やはり昭文社の地図の方が私には合っているようである。易老渡から面平まで山ケイでは1:30、昭文社では2:00、実際には2:07。この間かなりきつく、山ケイタイムを大きくオーバーしたので、精神的にも参ってしまっていた。昭文社の地図を見ていれば、それ程落ち込まなくても良かったのだが。。。 精神的な落ち込みはあまり影響無いかな???
  

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