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2016年  一覧 

(1) 2016年3月6日 ヨロンマラソン(登山ではないがここに記載)
(2) 2016年4月24日 七峰縦走
(3) 2016年5月23日 御巣鷹の尾根
(4) 2016年7月28日〜30日 大門沢コースから農鳥岳
(5) 2016年9月2日 富士登山 最短で撤退
(6) 2016年9月10日  南岳(3032.7m)、中岳(3084m)、大喰岳(3101m)



2016年 山行報告 (【 】内時間はコースタイム)

(1) 2016年3月6日 ヨロンマラソン

 2015年11月初旬に 祐子と河村さん夫婦が話し合って、ヨロンマラソンに3人が初参加することに決めた。この時政人は応援のつもりであり、飛行機の予約を河村さんにしていただいた。
 その後、3人がフルマラソンのエントリーを終え、ランネットから昨年の記録を覗いていると、ハーフマラソンの結果で4時間50分位のタイムでゴールしている人がいるので、募集要項を見てみるとハーフマラソンの時間制限が5時間(フルの制限時間は7時間)になっているのに気づく。 普通、ハーフマラソンの制限時間は2時間30分で長くても3時間。5時間ならば、全て歩いてもゴールできると考え、私もハーフに参加する事に決めた。 何しろ今まで最も走ったのは4km位なので、無謀な挑戦と言えるが、どの程度まで走れるのか不安である。
 
 ➡ヨロンマラソンの報告

 



(2) 2016年4月24日 七峰縦走

 小川町スタート6:10 
 寄居ゴール17:34        11時間24分       七峰縦走の記録のまとめはこちらへ 

 今年も「外秩父七峰縦走ハイキング大会」に参加した。(去年は右足の親指のケガの為、参加を取り止めた) 今年は長野マラソンと同日開催にはならなかったので祐子と河村さん夫婦も参加。
夜半に激しい雨が降り、家を出る直前まで降り続いたので、雨をあまり通さないローカットのトレッキングシューズ(SIRIO)を履き、ウォーキングシューズはバックに入れた。 山道はかなり泥濘状態と思い、最後のアスファルト道路以外は、SIRIOで通すつもり。 持ち物は、おにぎりが3個、大福、羊羹、その他、ペットボトル(水、アクエリアス)、傘、ウインドブレーカの上。
 青梅線の始発に乗車し、拝島、高麗川で乗り換えてJR八高線小川町駅に5時55分に着き、受付場所の小川町役場へ。 雨は止んでいる。 既に受付が始まっていて、受付を済ませてBコースに向かう人とすれ違う。 役場前の駐車場に受付を待つ人の列があったが、以前の小川町駅前にできていた列より人は少ない。(参加定員は7000人) 受付の列は順調に進み、6時10分に受付を済ませ、スタートした。
 順調にスタートしたが、山道に入って直ぐに渋滞に。 山道は1列で進み、今年は列を外れて登る人は現れず、混乱は無かった。 また、心配した山道での泥濘も全くなし。 官ノ倉山CPまでは例年とほとんど変わらないタイムである。 ポイント手前のBコースとの合流点での渋滞も無し。 このCPで1318人目だったそうだ。 CPから道路に出るまでも狭いので1列で進む。 CP手前で祐子らはペースを上げたが、和紙の里で追い付きトイレと栄養補給(ドーナッツ、バナナ半分)。 この手前のアスファルト道路をSIRIOで速足で歩き、足裏に熱を持ちマメができる寸前だったのでここでウォーキングシューズに履き替え、約10分後にスタート。ここからのアスファルトの道路では祐子らは走っていった。当方は自分のペースで歩き、山に入ると1列で進むが、時々渋滞となるのでこれが私には呼吸を整える良い休憩時間であった。 堂平山CPに11時33分に付き、トイレの手前で祐子らと会う。祐子らはここで食事とトイレを済ませ(20分程かかって)出発するところであった。 
 剣ヶ峰と白石峠の丸太の階段(土が流れて丸太だけが残っている)では、一昨年は両膝の痛み、右足の痙攣で苦労したが、今年は痛みや痙攣も無く、何とか登った。定峰峠までは、前を行く人のペースに付いて行けたが、定峰峠から先は他人のペースに付いて行けなくなった。自分のペースで歩かざるを得ず、山道も少し広い場所が有るので、元気な人はどんどん追い抜いて行った。七つの峰を過ぎ、日本水の給水所では漬物を期待したが、残念ながら今年は無し、また、夏ミカンは売り切れ状態。 鉢形公園まで5.1kmの標識のところを16時40分過ぎに通過、その直後祐子から16時30分にゴールしたとの電話があり、先に帰って良いと伝えた。こちらは頑張れば寄居:18時2分発に乗れるのではないかと思い、ペースを上げ、17時34分にゴール。なお、時間が無いので写真は無し。 完歩賞の青帽子をいただき、寄居駅に発車数分前に着いた。 一昨年はホームに降りるのに一苦労、駅での乗り換え等にはエレベータとエスカレータを使用したが、今年は全く痛みは無く、拝島では乗り継ぎ時間を気にして階段を駆け上がるほどであった。
一昨年と今年の差を考えてみると体育館でのトレーニングでランニングマシンの使用効果か。
ただし、翌日(4/25)の午後に筋肉痛となり、階段の下りに少し苦労。4/26に筋肉痛は無理すればランニングできる状態になった。
 第7CPからゴールまでの時間、1時間27分は今までで一番早い。ただし、第7CPは数年前に登谷山山頂から下りた場所に移動、ゴールも寄居駅近くから鉢形公園に移動しているので、かなり短くなっているので比較できないが。


(役場前で受付を待つ人々、奥のクリーンのアーチが受付地点)

 
(スタート前)                     (祐子らのゴール)(政人は時間が無かったので写真無し)

(トイレ渋滞は和紙の里で5分、堂平山(手前の簡易トイレ)で5分、定峰峠で10分、牧場の向かいのトイレは建物内は渋滞なし)

 今回の参加者の靴は、トレッキングシューズの人がかなり多かった。 また、トレランシューズの人も目についたが、ランニングシューズの人は少なかった。 トレッキングシューズ(片足400g前後)では重いので、300g前後のトレランシューズを調達したくなった。

(後記)外秩父七峰縦走ハイキング大会は、過去毎年2月に郵送(返信用切手を同封)で申し込み、なんと参加費無料の大会である。今年は郵送申込ではなく、ネット申込となった。 なお、来年は、参加費、申し込み等、運営方法を見直すようである。
 来年も参加するならば、胸にポーチを取り付け、食べ物を入れておきたい。
 


(3) 2016年5月23日 御巣鷹の尾根

 5月22日は野辺山ウルトラマラソンに祐子が挑戦したが、残念ながら71kmでリタイアとなった。 この夜は佐久一万里ホテル(朝食バイキング付きで¥4800)に宿泊し、帰路上野村から御巣鷹の尾根に入った。
佐久一万里ホテルを9:05出発、十石峠を9:55に通過、上野村では御巣鷹の尾根の方向に進み、トンネルを七つ位走る。
数年前に来た時は駐車場まで3.5kmのところのゲートが閉まっていて先に行けず、戻ったが、今回はゲートは開いていて下の駐車場に10:35、上の駐車場に10:39到着。
御巣鷹の尾根登山口を10:42出発、入山数確認のカウンター有り、熊除けのカネが数か所にあった。上の小屋を11:02に通過、昇魂の碑11:14、 11:37に下山開始し、12:04に登山口駐車場へ。
車に乗車し、12:33に郵便局の角を右折し、帰宅ルートへ。

 
(御巣鷹の尾根 登山口)              (昇魂の碑)



(4) 2016年7月28日〜30日 大門沢コースから農鳥岳(3026m)[祐のみ山頂へ、政は断念]

 3000メートル峰としては、南アルプスの農鳥岳(西農鳥岳)と北アルプスの南岳、中岳、大喰岳を残している。
 今回、農鳥岳を目指すことにした。 
 農鳥岳は白根三山の中では最も南に位置し、通常は北岳・間ノ岳・農鳥岳の順で縦走する人が多い。この場合は標高1520mの広河原から北岳(3193m)まで標高差1673m(北岳山荘までの標高差1360m)を登ることになる。農鳥岳からは広河原に戻る人と大門沢コースを下る人がいるようである。 
 また、奈良田温泉800mからの大門沢コースでは、途中の大門沢小屋1710m、下降点2825mを経て、農鳥岳3026mに至る。こちらの標高差は2226mである。 なお、大門沢コースは、長く苦しい登りが続き、利用者は少ないとネットに書かれている。
 今回計画に当たって、まず、テント泊(2泊)とすることを前提にした。北岳コースでの北岳山荘テント場ではテント泊者にも山荘の食事を提供してくれるので、荷物は少し軽くできるが、テントを担いで山荘まで約1360mを登らなければならない。 一方、大門沢コースでは奈良田から小屋までの900mをテントと食料を担いで登らねばならない。 水は北岳山荘は有料、大門沢小屋は無料。
 なお、テント場から農鳥岳(又は西農鳥岳)の往復には北岳山荘からはコースタイム8時間、大門沢小屋からは9時間30分である。
 以上を検討した結果、北岳山荘までテントを担いで登るのは、かなり厳しいのではないか、また北岳は数年前に登っているので、今回は農鳥岳だけに登れば良いとの考えで、大門沢テント場2泊で行くことに決めた。なお、この4月以降青梅体育館で、ランニングマシン使用による心肺機能の強化に取り組んできた効果を期待している。

 7月28日(木)午前5時少し前に自宅を出発、奥多摩、柳沢峠、甲府南を経て、奈良田へ9時少し前に着く。登山の準備をして出発しようとしたら、作業していた方から、この駐車場は奈良田温泉の駐車場で、登山者用の第2駐車場は300m先だと言われ、移動。 結局、9時14分駐車場を出発、10時登山道入口(第1吊り橋手前)を通過。登山道入口の看板に気付かず、先に停まっていた車の女の方から登山道は手前から入って行くと教えられた。 なお、この女性と男性二人は小屋のアルバイトの様である。 複数の吊り橋、複数の丸太を渡した橋を渡り、13時55分に大門沢小屋テント場に着いた。4時間45分を予定していたが、ほぼ見込み通り。
小屋の受付で2人*テント2泊の料金¥2000を支払いし、テント場へ。 まだ、テントは一張も無く、適当な場所にテントを張る。 午後4時前に夕食を食べ、5時前にテントに入って寝ようとしたが、まだ明るく、テントの中は暑いのでなかなか眠れない。午後7時頃に雨が降り出したが、30分位で止んだ。 この日のテントは約10張でほとんどが大門沢コースを下って来た人の様である。 なお、この夜もあまり眠れず。

 7月29日(金)午前4時半頃に起床、小屋前の炊事用テントで食事(カップ麺、パン)したが、あまり美味く無い、いつもの状態になってしまった。 テントはそのままにし、最低限の荷物を持ち、5時12分に小屋を出発。 大門沢下降点を目指すが、なかなか着かない、下山してくる方に何度も聞くが、まだまだと言われ肩を落とす。 5時間掛かって、やっとの事で10時15分に下降点に到達した。 ただし、5時間は見込み通りである。 休憩し、政人の荷物はここに置き、10時39分に農鳥岳に向けて出発するが(計画では下降点の出発は10時であった)、少し登ったところで、政人は登るのを断念し、下降点で待つ事にした。 両足に疲労が来て、左手が痙攣してストックを握れず、これ以上疲労が出ると下山できなくなるのではないかと恐れた。 祐子だけが11時30分に農鳥岳山頂に立つ、11時32分に山頂を後にし、12時に下降点に戻って来た。(西農鳥岳までは行かないように言った) 12時21分に下降点から下山を開始し、15時3分に大門沢小屋に戻った。小屋でビールではなくジュース¥300を購入し、5時前に食事をし、この日も早めに就寝した。 ただし、あまり眠れず。

 7月30日(土) 午前6時10分小屋を出発。直ぐにある、木を渡した橋をロープでバランスを取りながら慎重に渡る。 その後、何カ所か川を渡るが、石/岩の上を飛び越えて渡るときに左足が石に届かず、川の中に左足を突っ込み、登山靴の中に水が入ってしまった。 途中、4人連れを追い越したが、どうも一人の方がケガしていたようで、第1吊り橋の辺りでヘリコプターが飛んできた。 また、山岳救助隊の車は救急車も登山口まで入って来た。 9時2分第1吊り橋、9時30分第1発電所前のバス停、9時50分第2駐車場に戻る。 奈良田温泉女帝の湯で汗を流す。 帰宅途中、花かげの湯で天丼を食べ、柳沢峠を経由して帰宅した。

 今回、大門沢コースを下山していた多くの方はダブルストックを使用していた。使い易いコースの様である。

は今回の実タイム 】 黒はヤマケイJOYでのコースタイム 
奈良田9:14 ー(0:40 0:46)−10:00登山口ー(3:30↑ 3:55)−13:55大門沢小屋5:12−(4:00↑ 5:03)−10:15大門沢下降点10:39−(1:00↑ 0:51)−11:30農鳥岳11:32−(0:40)−西農鳥岳−(0:40)−農鳥岳−(0:40↓ 0:28)−12:00下降点12:21−(2:30↓ 2:42)−15:03大門沢小屋6:10−(2:30↓ 2:52)−9:02登山口−(0:40 0:48 )−9:50 奈良田 
奈良田から大門沢小屋までは4:10、大門沢小屋から西農鳥岳までは5:40、西農鳥岳から大門沢小屋までは3:50、大門沢小屋から奈良田までは3:10

【以下は昭文社のコースタイム(緑はヤマケイのタイムを引用)】
奈良田−(4:25↑)−大門沢小屋−(3:50↑)−大門沢下降点−(1:00↑)−農鳥岳−(0:40)−西農鳥岳−(0:40)−農鳥岳−(0:40↓)−下降点−(2:20↓)−大門沢小屋−(3:50↓)−奈良田

  
南アルプス公園線の第1発電所前のゲート    登山道入口 奥の車は小屋のアルバイトらしい

  
第1吊り橋                       木を渡した橋

  
大門沢下降点                     祐子だけで農鳥岳山頂へ


(5) 2016年9月2日 富士登山  過去最短で撤退

 2016年9月2日 1:55富士吉田口五合目公衆トイレ前(2304m)をスタート、2:16登山口入口を通過、2:46六合目安全指導センタ(2390m)前を通過、下山道と登山道の分岐を登山道側に登り、七合目を目指したが、政人の体調が非常に悪く、登山は不可能と判断し、下山することにした。 3:20安全指導センタ、3:45登山口、4:05五合目トイレ前。
 これで9勝5敗、過去のリタイアは八合目/本八合目だったので下山道に廻って下りることができたが、今回は初めて100m位だが登山道をそのまま下った。
 下山時、安全センタ前の手摺に捕まって、二度ほど嘔吐してしまった。なお、嘔吐しても体調は回復せず。 五合目の駐車場の車内で2時間程寝たがそれ程回復せず、この標高では回復しないのではと考え、6時過ぎに富士スバルラインを下り、(この時点で5合目駐車場は満車、既に下の駐車場にも多くの車が駐車していた。) 途中の駐車場で休憩し、やっと回復。 牧丘の花かげの湯に寄り、柳沢峠を越え、奥多摩経由で帰宅。

 今回の計画では、午前3時に駐車場を出発し、本八合を8時半、山頂を10時半、剣ヶ峰を往復して、13時半に下山を開始し、16時半に下山としていた。
 9月1日午後1時前に自宅を出発し、(午前中の体育館でのトレーニングを控えて、体力を温存したつもり)、一般道で五日市、檜原村、上野原、大月を経由し 富士吉田のホットモットで弁当を購入、セブンでお稲荷さんを購入し、 富士スバルライン(\2060)で五合目駐車場へ午後4時過ぎに着く。 途中、五合目駐車場は満車で1時間待ちの掲示が有ったが、下山車と数多くすれ違ったので、空きが有るのを確信。 実際に十数台分の空きがあり、入口に駐車した。 午後5時過ぎにビールを飲み、弁当を食べ、登山の準備をして車中泊。 今回は2〜3時間は寝られた。 午前1時過ぎに起きて、お稲荷さん一つとカットした梨を食べ、2時前に出発した。 なお、出発直後から鼻水が出て、断念するまで約1時間で20回ほど鼻を噛んだので3分に1回の割合である。 今回はこの車中泊と朝食と出発時間に問題が有ったのであろう。
 




(6) 2016年9月10日 南岳(3032.7m)、中岳(3084m)、大喰岳(3101m)

 3000メートル峰としては、南アルプスの農鳥岳(西農鳥岳)と北アルプスの南岳、中岳、大喰岳を残している。 7月末に農鳥岳(西農鳥岳)にチャレンジしたが、大門沢下降点で断念した。(祐子は、一人で農鳥岳までは登ったが、西農鳥までは行っていない。)  今回、上高地からババ平キャンプ場2泊でテントと食料はそのままにして、ザックを軽くして、天狗池、南岳、中岳、大喰岳を目指すことにした。二日目のコースタイムは9時間25分であり、私のレベルでは、キャンプ場に戻って来れるか厳しいが、万一の場合は、槍ヶ岳山荘や殺生ヒュッテに泊まることが可能である。 
 二日目は遅くとも5時にはキャンプ場を出発する。 南岳→槍のルート(天狗のコル辺りでの左右の展望が素晴らしいらしい、また、ここには鎖、梯子有り)

コースタイム
[1日目]
 上高地ー(3:10)−横尾ー(1:00↑)−1705p−(0:40↑)−槍沢ロッジ−(0:30↑)−キャンプ場
[2日目]
 キャンプ場−(1:10↑)−分岐−(0:40↑/1:10)−天狗池−(1:30↑/2:00)−南岳分岐−(0:20↑)−南岳−(0:20↓)−南岳分岐−(3:00↓↑)−槍ヶ岳山荘−(01:40↓)−分岐−(0:45↓)−キャンプ場(小文字はヤマケイ)
コースタイムの合計は9時間25分  (注)南岳⇔南岳小屋は0:20 
[3日目]
 キャンプ場−(0:30↓)−槍沢ロッジ−(1:20↓)−横尾−(3:10)−上高地 


 9月になってあまり天気が良い日が無いが、台風が通り過ぎる9月9日、10日が天気が良いとの予報であり、この日を狙って山に入ることにした。
 9月9日(金)午前3時過ぎに自宅を出発し、日の出ICから高速に乗り松本ICで下り、直ぐのコンビニで食料を買い、6時30分に沢渡の梓駐車場に入った。 2泊3日の駐車料金(¥1800)を払い、駐車場係の人が見つけてくれた相乗りタクシー(¥1050/人 バスでは¥1250)で7時15分に上高地へ。 この時間では登山者は数十人いるが、観光客はまだ少ない。 明神、徳沢、横尾、槍沢ロッヂへはほぼコースタイムで歩く。
 槍沢ロッヂでテント泊料金(¥1000*2日*2人)を支払う。テントは既に10張程が張られていたが、水場に最も近い場所に張らせていただいた。 昨年新設されたトイレは快適、このコースの山荘のトイレは全てきれいであった。この日は何もすることは無いので、明日持って行くザックの準備をし、午後4時頃に夕食を食べ、5時頃には寝ようとしたが、当然眠れない。 
 9月10日(土)午前4時頃朝食はテント内で食べるよう準備をするが、体が起きていないのかなかなか食べる気持ちにならない。 先週の富士山の体調不良がチラつく。  午前5時5分ヘッドライトを点けて出発したが、だいぶ明るくなって来ており、間もなくヘッドライトは外した。 天狗原分岐から槍沢を横切ると背後に槍ヶ岳が綺麗に見えるようになる。 やはり、槍は素晴らしい。 天狗池は先日来の雨で池が復活し、逆さ槍が綺麗に映っている。 南岳分岐への岩稜には鎖、梯子を慎重に登る。このコースでは、ここの岩稜帯の登りが最も厳しい。 この分岐へ出る頃に天狗原分岐の少し手前で追い越して逆コースに行った外人さんが槍ヶ岳を廻って南岳分岐まで来ていたのには驚いた。おそらく、コースタイムの半分くらいで歩いているようだ。 
 南岳分岐から南岳山頂へはなだらかな登りで、ほどなく山頂へ。 穂高、槍ヶ岳、笠ヶ岳、常念岳等全て大きく見える。遠くに富士山も見えていた。 分岐に戻って少し腹に入れ、中岳を目指す。 槍ヶ岳山荘までのコースタイム3時間であり、南アルプスのような稜線歩きを想定していたが、多くが岩稜帯でほとんどストックはザックに収め両手を使っての岩の登り/下りであった。 槍平からの道と合流する飛騨乗越(日本一標高の高い峠)でガス欠の為、20分ほど休憩。この休憩を除けばコースタイムであった。 槍ヶ岳山荘には2時51分に着く。計画時には2時半を過ぎたら、テント場には戻らずに山荘に宿泊することにしていたが、天気は問題無く、2時間半でババ平に下れると踏んだ。 なお、槍ヶ岳山荘で仕事している祐子の知人の佐藤さんに挨拶だけして下山を開始した。 下り始めて缶ビールとCCレモンを買うのを忘れたことに気付く。 缶ビールは夕食時の乾杯の為。CCレモンは10年前に槍ヶ岳山荘で満喫した生き返った飲み物。 結局、殺生ヒュッテで買おうと言う事になり、祐子が買いに行った。 ここで15分位ロスし、2時間かかって17時5分に天狗原分岐へ。 かなり足にきており、この時点で日没までに キャンプ場に戻れるか不安になる。 大曲辺りでヘッドライトをセットし、下山を急ぐ。 既に日没は過ぎているのだろうが、幸い登山道はまだ暗くなっていない。午後6時過ぎ、まだ周りが見える時にキャンプ場に戻った。 直ぐに夕食の準備をして食べ、疲労困憊の状態で寝床に付く。非常に疲れていたのであろう、良く眠れた。

 9月11日(日)午前5時頃、外が明るくなって来たので、起きて準備。 食事し、テントを片付ける。 なお、今回フライシートは全く防水が効かない状態になってしまっていた。 計画よりも40分遅れて6時40分にキャンプ場を出発した。 上高地には11時過ぎ(計画時の時間)に着き、沢渡大橋行きのバスを待つが、11時25分発には満員になり、乗れず、次発は55分(臨時便無し)と言う事であったが、数分後の新島々行きに滑り込み。12時10分頃梓駐車場へ。 
その後竜島温泉で3日分の汗を流し、17時30分頃に花かげの湯「はくさい」へ。 18時過ぎに出て20時前に帰宅。 なお、帰路は全て一般道を使用した。 18時30分頃、柳沢峠から丹波山村へ走っている時に直前をかもしかが横切りヒヤッとした。 50m先にはかもしかの親子がこちらを見ていた。 街燈も無く非常に暗いので鴨沢まではゆっくり走った。
 この三日間雨には一度も降られず、素晴らしい山行であった。 何しろこの前2回の山行が失敗していたので大満足である。 天狗原から南岳分岐に出るまでの岩稜の登りが、このコースでは一番厳しかった。

 二日目行動時の持ち物
ヘッドライト、ダウンウエア、ウインドブレーカ(赤)、長袖ウエア、カッパ上下、
ペットボトルの水2本、救急用具、予備用断熱シート、
行動食(バナナ、ミニあんぱん、ドーナツ棒、大福、皮を剥いたなし、塩羊羹、ナッツ、柿ピー、こんにゃくゼリー)


 【今回の行動時間】  [1:23]は今回のタイム  (1:23)はコースタイム
9月9日 6:30沢渡P6:45−7:15上高地−8:04明神8:12−9:02徳沢−[2:47](3:10)10:02横尾10:36−[1:29](1:40)12:05槍沢ロッジ12:29−[0:41](0:30) 13:10ババ平キャンプ場
9月10日 キャンプ場5:05−5:38大曲−[1:38](1:10)6:43天狗原分岐−[0:57](0:40/1:10)7:40天狗池7:55−[2:30](1:30/2:00)10:25南岳分岐10:32−[0:26](0:20)10:58南岳−[0:21](0:20)11:19南岳分岐11:32−12:59中岳−13:57大喰岳−[3:19](3:00)14:51槍ヶ岳山荘15:05−[2:00](01:40)17:05天狗原分岐−17:45大曲−[1:04](0:45) 18:09キャンプ場
9月11日 キャンプ場6:40−[0:28](0:30)7:08槍沢ロッジ−[1:20](1:20)8:28横尾8:40−9:36徳沢9:40−10:23明神10:30−11:07河童橋−[2:30](3:10)
11:10上高地

 上高地→横尾は今回2時間47分である。2011年の奥穂の時は2時間30分であった。奥穂の時は荷物を軽くしていた(ガス/コンロ/鍋等持たず)のと、その日の内に穂高岳山荘に着くようにかなり急いだからであろう。
 槍ヶ岳山荘→ババ平は今回3時間である。 2007年の槍ヶ岳山荘からの下山時は2時間30分であった。今回は殺生ヒュッテ前でのロスタイムと既に10時間以上歩いていたのでかなり足にきていた。 ここは、ダブルストックで下りるべきであった。
 ババ平→上高地は今回4時間30分である。 2007年の下山時は5時間であった。 ザックは腰で締めているが、左肩が擦れて痛み、いろいろと工夫しながら担いでいたのと、テントが入っていたので2007年よりは重かったが、かなりの速足で歩いた。

   
 (ババ平テント場、右奥が新設トイレ)   (天狗原分岐後、槍が初めて見える)
   
 (天狗池の逆さ槍)              (槍をバックに南岳山頂)
   
 (穂高をバックに南岳山頂)         (槍をバックに中岳山頂)
   
 (槍をバックに大喰岳山頂)         (槍ヶ岳山荘前)

 



2017年以降の登山計画 (2016年の失敗を反省して) 富士登山(剣ヶ峰)と西農鳥岳     2016.9.5 2016.12.23追記

 2016年の富士登山での体調不良はそれほど標高は高くはないが高山病と考える。 それは、戻って5合目で睡眠しても体調は戻らず、車で2合目位に下った場所で休憩して体調がかなり良くなった。
 車中泊して起きて直ぐに食事し、1時間以内に出発してしまったことで体が起きていなかったのではないか? また、食事もまともなものでなかったのも問題であったと考える。 (今までは何かしら食べていた)
 ⇒年齢を考えると夜間の行動は止めた方が良いと思われるので、今後は5時以降の登山とすべきなように感じる。 また、八合目以上の山小屋(標高3000m以上)での休憩や宿泊は、高山病になる危険性もあるので、山小屋は基本的には使用せず、非常時のみとする。
  従って、朝登山開始して、夜下山するスタイルで、できるだけ日没前に下山するように計画する。


2017年富士登山(剣ヶ峰)の計画

2017年のマイカー規制と登山期間は2017年6月に調査すること!
 吉田口 7月10日()17:00〜8月31日()17:00               吉田口 7月1日()〜9月10()
 富士宮口 7月9日()9:00〜9月11日()昼12:00              富士宮口 7月10日()〜9月10日()
    
 富士宮ルート 登山期間以外は、通行止めと考えるべきで、マイカー規制期間だけが登山できることになる。
   シャトルバス(往復¥1800、片道¥1150)始発6:00 40分
   シャトルタクシー(¥4370*1.2深夜=¥5300)
   駐車場¥1000
   シャトルバス(往復)利用時 ¥1000+¥1800*2=¥4600
   シャトルタクシ(往)+シャトルバス(復)利用時 ¥1000+¥5300+¥1150*2=¥8600

  
富士宮口からは、登7:50+0:40(剣ヶ峰登り)=8:30、下3:10+0:30(剣ヶ峰下り)=3:40 考える。
   青梅→水ヶ塚駐車場 [大月経由] 1h54 116.5km etc\2070+\530(河口湖−山中湖)+\530(山中湖−須走)=\3130
                              深夜\1450(休日\1560)+深夜・休日\370+深夜・休日\370= \2190
     [厚木経由] 1h54 118.5km etc\2780 深夜\1950 休日\2340
   シャトルバスのチケット売り場は5:30オープン ・・・・
3時15分に自宅を出発し、日の出ICから厚木経由で御殿場ICアウト、水ヶ塚駐車場へ


   
始発6時のシャトルバスで水ヶ塚駐車場を出発、6:40五合目 

   出発6:40(高度順応はスピードが遅いので考えなくて良いのではないか)

   14:30山頂

   15:10剣ヶ峰15:20

   15:50山頂
   19:00五合目     (最終シャトルバスは20:40) 19:40水ヶ塚駐車場

   日没後の下山はあまりしたくない。 18:50の日の入りは8月10日頃、 18:30の日の入りは8月25日頃なので7月末が良い
   以降、駐車場を出発して、温泉に着くのは午後9時過ぎになり、入浴及び食事の時間が厳しい。
   始発のシャトルバスでなく、シャトルタクシで午前3時頃出発するなら、可能性が出てくる。
   御胎内温泉\500 10:00〜21:00 火休 水ヶ塚Pから18.7km28分、天恵\70018:00〜24:00 水ヶ塚Pから20.4km31分
   水ヶ塚駐車場への戻りが19:30前なら御胎内温泉が間に合うが、過ぎていたなら天恵とする。 天恵の近くにコンビニ有

   道の駅「すばしり」で車中泊

2017年 西農鳥岳の計画 やはり大門沢コースから

西農鳥岳には2016年に登った奈良田からの大門沢コースと広河原から北岳、間ノ岳を経由するコースとがある。

大門沢コースは非常に厳しかったので北岳経由のコースをと考えていたが、やはり広河原から北岳山荘までの1360mをテントを担いで登らなければならないのが不安であり、更に二日目の西農鳥岳(農鳥岳)の往復(コースタイム8時間)が歩けるかの不安もある。 北岳山荘に朝食をお願いするので、スタート時間は食事の時間に依存するので5時30分と考えねばならない。

このような事から大門沢コースでリベンジすべきと考えた。

前回の失敗は、二日目の朝食を食べられなかったこと。 更に、小屋から下降点までの登りに5時間かかり、その後進めなかったのは、その先の見込み時間に不安が有ったからであり、計画不足であった。

従って今度は美味しく食べられる朝食を準備する。 二日目は4時半の起床で5時12分の出発であったが、1時間早めて3時半の起床で4時のスタートとし、下降点9時を目指す。 また、疲労に対しては、今度はダブルストックを使用して右手の痙攣対策とする。 更に登山靴を軽量のトレッキングシューズに変更する。

2017年7月19日(水)〜21日(金)又は26日(水)〜29日(土)  雨は吊り橋等が滑って危険なので、雨以外の日

なお、登山口までの往路は2016年と同じ、午前5時自宅出発し、柳沢峠を経由して9時に奈良田駐車場着。

往路も同じで10時に奈良田温泉女帝の湯、13時にはくさい、16時に帰宅。

詳細はエクセルシートの記載




2016年 富士登山の計画(2016年7月に計画したもの)

          2015年 、( )内は2010年 []は2003年
 登山口→山頂 9:24  、(7:12) 、[9:25]
 下山       4:12  、(2:51) 、[3:30]
2015年の失敗原因は以下である。
  @前夜ほとんど眠れなかった事(午後8時前後に10分だけ眠った)・・・・・・2012年も富士宮口で眠れず!
   ---睡眠導入剤までは考えないが、アルコールを少し飲んでみるか?
  A朝食が不味かった事 ・・・・・・2012年も同じ!
   ---去年の剱でのコンビニのおにぎりや早月小屋の弁当の時と同じで何を食べても口がダメ。
  B鼻水が続いたこと
   ---去年の立山下山時のような酷さでは無い、数年前の登山時に良く有った。
  Cシャックリが止まらない
   ---体調が悪いと良くこの状態になるので、止め方を調べてみることとする。
  D登山中、ほどんど食べられなかった事(梨だけ美味くいただいた)
   ---???
  Eブレーキを掛けて下山したこと
   ---足全体に負担がかかるので、ズルズル滑りながら下った方が良い。
 
2016年のマイカー規制                                   2016年登山期間
 吉田口 7月10日(日)17:00〜8月31日(水)17:00               吉田口 7月1日(金)〜9月10(土)
 富士宮口 7月9日(土)9:00〜9月11日(日)昼12:00              富士宮口 7月10日(日)〜9月10日(土)
    
 登山期間以外は、通行止めと考えるべきで、富士宮ルートではマイカー規制期間だけが登山できることになる。
   シャトルバス(往復¥1800、片道¥1150)始発6:00 40分
   シャトルタクシー(¥4370*1.2深夜=¥5300)
   駐車場¥1000
   シャトルバス(往復)利用時 ¥1000+¥1800*2=¥4600
   シャトルタクシ(往)+シャトルバス(復)利用時 ¥1000+¥5300+¥1150*2=¥8600

  富士宮口からは、登8:00、下4:30と考える。(剣ヶ峰への往復を含む)
   始発6時のシャトルバスで水ヶ塚駐車場を出発、6:40五合目6:45、14:45剣ヶ峰15:10、19:40五合目(7月中でも暗くなっている)
   (最終シャトルバスは20:40) 20:30頃水ヶ塚駐車場
   以降、駐車場を出発して、温泉に着くのは午後9時過ぎになり、入浴及び食事の時間が厳しい。
   始発のシャトルバスでなく、シャトルタクシで午前3時頃出発するなら、可能性が出てくるが、料金を考えるともったいない。

2016年は、剣ヶ峰を目指したいが、まずは昨年のリベンジを考えたい。 その為、吉田口からとする。
  時期は、7月1日〜10日17:00、8月31日17:00〜9月9日なら車で5合目駐車場に入り、車中泊できる。
  ・・・・6月に入ったが、まだどこにも登っていないので、少なくとも2〜3山に登って、少し慣れてからにしたいので、9月になるかな!
候補:9月1日(木)午後1時出発、一般道使用、午後4時5合目駐車場
夕食:ホットモットからあげ、缶ビール・・・・寝不足解消
朝食:ある程度暖かいものとする。・・・・朝食の美味いものは
溶岩の湯 泉水   午前10時〜午後11時(年中無休)  ¥800 入浴割り引きクーポンー100

2016年の見込み 登山時間 8:30 剣ヶ峰往復 1:30 下山時間 3:30
  3:15駐車場、11:45山頂、剣ヶ峰往復し、13:15山頂、16:45駐車場



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